「最近の機械貿易動向(4 月)~機械輸出額 2 ヶ月連続で前年同月比増加~」
(5)機種別動向~貨物自動車、乗用車等が大幅増加、鉄道車両、携帯電話等が大幅減少~
1)10%以上の伸び率を示した機種のうち上位 10 機種は、①その他地域向け貨物自動車(2.2 倍)、②北米、その他地域向け乗用車(92.0%増)、③中国、韓国・台湾向け半導体製造装置(78.9%増)、④北米、中国向け電動機(68.8%増)、⑤EU、北米、中国向け白物家電(68.6%増)、⑥北米、EU、中国向けデジカメ・ビデオ(66.1%増)、⑦北米、中国、EU向け写真機の部分品・附属品(66.0%増)、⑧北米、中国向け電池(65.1%増)、⑨北米向け自動車部品(62.8%増)、⑩中国向け時計(54.6%増)であった。
2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(44.5%減)、携帯電話(34.4%減)等であった。
(6)機械輸入動向~上位 12 機種のうち電子ディバイスをはじめ 10 機種が前年同月比で増加~
1)2021 年 4 月の機械輸入伸び率は 11.5%増と4ヶ月連続で対前年同月比増加した。上位 12 機種のうち電子ディバイス(24.9%増)、携帯電話(20.7%増)、自動車部品(21.2%増)等 10 機種が前年同月に比べて増加し(2020 年 3 月は 9 機種が前年同月比で増加)、そのうち電子ディバイス、携帯電話、自動車部品、白物家電(20.0%増)、受信変換その他送受信機器(10.2%増)、配電機器(24.6%増)の 6 機種が二桁以上の増加であった。減少したのは、電子計算機(5.5%減)、乗用車(7.5%減)の 2 機種であった。
2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、携帯電話、航空機・部品等、白物家電、受信変換その他送受信機器、医療機械、配電機器、TV、時計、通信機械部分品、鉄道車両 の 11 機種となっている。
3)地域別機械輸入額は、金額順に全体の42%を占める中国(7.0%増)、ASEAN・南アジア(26.8%増)、韓国・台湾(16.8%増)、EU(12.4%増)、北米(2.1%増)、その他地域(27.6%増)であった。
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最終更新:2021/06/2115:56