タダノがラフテレーンクレーンのAPI公開! クレーン作業のBIM化で始まる建設DX
タダノは、実機の性能などのデータにインターネット経由でアクセスできる
Lift API
も公開しました。
Lift APIの概念図
その結果、クレーンとビルなどの干渉チェックだけでなく、ブームの傾斜角に対応した吊り上げ能力や、アウトリガーにかかる反力など力学的なデータも「見える化」され、転倒防止などの検討もしやすくなります。
「Lift API」を使って吊り上げ能力などの検討を行っているイメージ
クレーンオペレーターの経験と勘だけでなく、理論的なデータにも裏付けられた安全、安心、快適な施工計画が作れそうですね。
このほか、タダノはトラックに搭載されたカーゴクレーンを使用中のお困りごとを解決するスマートフォン用のアプリ「ゲンバデサポート」も公開しました。
カーゴクレーンのコントロールパネルに表示されるエラーコードや音声メッセージを検索して、問題点を素早く理解し、現場での対処方法をイラストや動画でわかりやすく解説してくれます。
カーゴクレーンのお困りごとを解決するスマホアプリ「ゲンバデサポート」
施工BIMの普及でクレーン作業は最近、ますます精密化するとともに、事前のシミュレーションでスピードや安全性も向上してきたのを感じます。そのすぐ先には、テレワーク化や自動化といった「クレーン作業のDX(デジタルトランスフォーメーション)」も見えてきたようです。
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最終更新:2021/05/1718:17