2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2020/01/2916:10配信

販売先地域別の売上収益は以下のとおりです。

(単位:百万円)

(百万円未満は四捨五入して表示しています。)


(2)財政状態に関する説明 

① 資産、負債及び資本の状況  

[資産] 

 流動資産は、前連結会計年度末に比べて、△4.3%、286億5千3百万円減少し、6,452億3千 5百万円となりました。これは主として営業債権及び契約資産が485億2千5百万円減少したこ とによります。 

 非流動資産は、前連結会計年度末に比べて、10.2%、519億9千9百万円増加し、5,633億6千7百万円となりました。これは主として当連結会計年度期首からのIFRS第16号「リース」適用に より、使用権資産が585億2千8百万円増加したことによります。 

 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて、2.0%、233億4千6百万円増加し、1兆 2,086億2百万円となりました。

[負債] 

 流動負債は、前連結会計年度末に比べて、△12.7%、600億2百万円減少し、4,106億2千1百 万円となりました。これは主として当連結会計年度期首からのIFRS第16号適用により、リース負 債が141億4千5百万円増加したものの、営業債務及びその他の債務が694億2千2百万円減少したことによります。 

 非流動負債は、前連結会計年度末に比べて、46.7%、802億8千2百万円増加し、2,522億5千 4百万円となりました。これは主として当連結会計年度期首からのIFRS第16号適用により、リー ス負債が478億1千5百万円、社債及び借入金が390億円増加したことによります。 

 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて、3.2%、202億8千万円増加し、6,628億 7千5百万円となりました。

[資本] 

 資本合計は、前連結会計年度末に比べて、0.6%、30億6千6百万円増加し、5,457億2千7百 万円となりました。 

② キャッシュ・フローの状況に関する分析 

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は637億4百万円となり、当連結会計年度期首より36億4千3百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次 のとおりです。

[営業活動に関するキャッシュ・フロー] 

 当第3四半期連結累計期間の営業活動に関するキャッシュ・フローは、四半期利益395億2千 4百万円をベースに、減価償却費297億3百万円、売掛金、受取手形及び契約資産の減少434億1 千8百万円を計上する一方、買掛金及び支払手形の減少334億4千1百万円、棚卸資産の増加234 億5千2百万円、法人所得税の支払282億8千9百万円等の計上がありました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間は204億5千5百万円の収入となり、前第3四半期連結 累計期間に比べて696億1千6百万円収入が増加しました。

[投資活動に関するキャッシュ・フロー]   

 当第3四半期連結累計期間の投資活動に関するキャッシュ・フローは、主として、有形固定資 産の取得253億5千6百万円などがあったことで285億4千6百万円の支出となり、前第3四半期 連結累計期間と比べて86億9千8百万円支出が増加しました。

 これにより、営業活動に関するキャッシュ・フローと、投資活動に関するキャッシュ・フロー を合計したフリー・キャッシュ・フローは80億9千1百万円の支出となりました。  

[財務活動に関するキャッシュ・フロー] 

 当第3四半期連結累計期間の財務活動に関するキャッシュ・フローは、主として、配当金の支 払(非支配持分株主への配当金を含む)250億9千8百万円があったものの、短期借入金の増加 277億1千4百万円などにより54億2千3百万円の収入となりました。この結果、前第3四半期 連結累計期間と比べて442億6千3百万円収入が減少しました。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 

 当第3四半期連結累計期間の建設機械需要は日本や北米においては堅調に推移したものの、 アジア・インド・オセアニア等では想定以上に前年度を下回り、引き続き年度全体でもこの傾向 が続くと想定されることから、2020年3月期通期での建設機械需要見通しは、前回発表時の21万 7千台(前年同期増減率△8%)から、今回21万2千台(前年同期増減率△10%)へ、5千台下方修正します。

 この一方、マイニング機械は大規模鉱山を所有する大手鉱山会社の投資意欲が続くと見られ、 特に大手鉱山向け積載質量150トン超のダンプトラックと運転質量300トン超の油圧ショベルの需 要と納入は、前年同様の水準が続く見通しです。ソリューションビジネスも、主たるお客さまの 鉱山会社の順調な資源生産に伴い機械・設備は高水準の稼働が継続すると見込まれます。  

 このような状況を踏まえ、当連結グループでは、部品サービスを中心としたバリューチェーン の拡大やマイニング事業の強化を進め、お客さまの課題に対するさまざまな解決策を提供するこ とで競争力の強化を図り、引き続き原価低減を進めていきます。加えて、これまで取り組んでき た棚卸資産のさらなる適正化を図るべく、経営効率の向上に取り組んでいきます。 

 以上の取り巻く状況と当第3四半期連結累計期間の実績を踏まえ、2020年3月期連結業績予想 (2019年4月1日~2020年3月31日)は、2019年4月24日の「2019年3月期 決算短信」で公表し た連結業績予想を据え置きます。なお、本業績見通しの前提となる2020年1月以降の為替レート についても、当社予想変動レンジの下限の米ドル100円、ユーロ110円、人民元14.5円、豪ドル70 円を据え置きます。

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最終更新:2020/01/3113:44

日立建機日本株式会社