最近の機械貿易動向(11 月)~機械輸出額 13 ヶ月連続減少~

2020/01/2814:01配信

(4)業種別動向~21 業種中 医療機械、農業機械の 2 業種のみが増加。~ 

1)業種別では、医療機械(14.9%増)、農業機械(6.5%増)の2業種が増加した(10月も2業種)。そのうち、 医療機械のみが二桁の伸びとなり、機械全体では 8.8%の減少となった。 

2)リーマンショック前の水準を超えたのは航空機部品、医療機械、軽機械、ベアリング、農業機械、産 業機械の 6 業種となった(10 月も 6 業種)。他方、産業車両、電子計算機、鉄道車両、民生用電子 機械が 30%台の低い水準にある。



(5)機種別動向~医療機械のみが大きく増加、鉄道車両、建設機械、産業車両等が大幅減少~ 

1)10%以上の伸び率を示したのは、米国、中国、EU 向け医療機械(14.9%増)のみであった。 

2)一方、最も落ち込み幅が大きいのが、鉄道車両(75.0%減)、建設機械(41.7%減)、産業車両(41.0%減) 等であった。 



(6)機械輸入動向~上位 12 機種のうち受信変換その他送受信機器のみが増加~ 

1)11 月の機械輸入伸び率は 16.0%減と 2 ヶ月連続で減少した。上位 12 機種のうち受信変換その他送 受信機器(6.1%増) 1 機種のみが増加を示し、電子ディバイス(20.0%減、)、電子計算機(4.8%減)、携帯電 話(43.3%減)をはじめ、それ以外の 11 機種が減少となった。 

2)なお、輸入額が輸出額を上回っている機種は金額順に電子計算機、携帯電話、航空機・部品等、白 物家電、受信変換その他送受信機器、医療機械、配電機器、TV、時計、通信機械部分品、鉄道車両 の 11 機種となっている。 3)地域別機械輸入額は、全体の 41%を占める中国(17.7%減)、ASEAN・南アジア(14.0%減)、EU(15.1% 減)、北米(17.0%減)、韓国・台湾(15.3%減)、その他地域(7.0%減)の順であった。


  • 4
  • 4

最終更新:2020/01/2815:22

日本機械輸出組合