2019年10月 産業機械受注状況

2019/12/1311:40配信

一般社団法人日本産業機械工業会

1.概  要

本月の受注高は3,752億1,200万円、前年同月比119.4%となった。

内需は、2,872億8,500万円、前年同月比130.6%となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比77.2%、非製造業向けは 同254.4%、官公需向けは同138.1%、代理店向けは同101.0%であっ た。 増加した機種は、ボイラ・原動機(257.0%)、鉱山機械(118.3%)、運搬機械 (103.4%)、その他機械(192.0%)の4機種であり、減少した機種は、化学機械 (97.3%)、タンク(21.9%)、プラスチック加工機械(51.1%)、ポンプ(78.2%)、圧縮 機(82.2%)、送風機(84.7%)、変速機(81.6%)、金属加工機械(86.2%)の8機種 であった(括弧の数字は前年同月比)。

外需は、879億2,700万円、前年同月比93.3%となった。 

本月、プラント案件はなかった。 増加した機種は、ボイラ・原動機(131.6%)、圧縮機(141.8%)、運搬機械 (111.3%)の3機種であり、減少した機種は、鉱山機械(23.6%)、化学機械 (96.2%)、タンク(今月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、プラスチッ ク加工機械(44.1%)、ポンプ(78.7%)、送風機(50.2%)、変速機(69.2%)、金属 加工機械(86.2%)、その他機械(74.4%)の9機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機 電力の増加により前年同月比230.6%となった。

②鉱山機械 窯業土石が増加したものの、鉱業、外需の減少により同99.8%と なった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 化学の減少により同97.1%となった。 

④タンク 化学、石油・石炭の減少により同21.0%となった。

⑤プラスチック加工機械 自動車、その他製造業、外需の減少により同47.1%となった。 

⑥ポンプ 官公需、外需の減少により同78.3%となった。 

⑦圧縮機 外需の増加により同107.6%となった。 

⑧送風機 鉄鋼、外需の減少により同81.2%となった。 

⑨運搬機械 造船、運輸・郵便、外需の増加により同106.0%となった。 

⑩変速機 業務用機械、その他製造業、官公需、外需の減少により同79.6%と なった。 

⑪金属加工機械 非鉄金属、自動車、外需の減少により同86.2%となった。

最終更新:2019/12/1312:08

一般社団法人 日本産業機械工業会