日立建機 道路工事現場の安全性向上に寄与するタイヤローラ向けオプションを発売 障害物を検知し衝突被害の軽減を支援する装置と、周囲環境視認装置「Aerial Angle® 」を適用
2019 年 9 月 19 日
日立建機株式会社
日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)」2014 年基準に適合したタイヤローラ ZC220P-6 のオプションとして、作業中に障害物を検知した際に、車体速度と物体までの距離に応じて、段階的に衝突被害の軽減を支援する装置(以下、衝突被害軽減アシスト装置)を、日本国内向けに 2019 年 10 月より発売します。
また、従来、鉱山用ダンプトラックや油圧ショベル向けに提供してきた周囲環境視認装置「AerialAngle®(エアリアルアングル)」を建設機械業界で初めて*1、タイヤローラにもオプションで適用します。
締固め機械は作業時に車体周辺に作業者が多く、接触による事故発生リスクが高いことから、建設・土木業界において「安全性の向上」が課題となっています。
衝突被害軽減アシスト装置は道路工事現場での安全性向上のため、車体速度と物体までの距離に応じ、モニター表示や回転灯、ブザー音でオペレーターや周囲の作業者に警告したり、エンジンの回転数やブレーキを自動制御して、車体を減速、停止するなど、3 段階で衝突を回避したり、衝突被害の軽減を支援します。
周囲環境視認装置「Aerial Angle®」は、車体を上空から見下ろしたような映像をモニターに表示することで、オペレーターが周辺状況を早期に把握し、接触事故の発生を減らすことに寄与します。
販売目標は、衝突被害軽減アシスト装置が年間 50 台、タイヤローラ向け「Aerial Angle®」が年間30 台を見込んでいます。
■主な特長
衝突被害軽減アシスト装置
1. 見えにくい車体後方の物体を検知して、衝突の回避や衝突被害の軽減を支援
物体検知センサーおよびカメラにより、車両から 5m 以内、地上から 0.6m 以上の範囲の物体を検知します。
図1 検知範囲(後方)
図 2 衝突被害軽減アシスト装置の構成
2. 車体速度と物体までの距離に応じ、適切なタイミングでの制御を実施
衝突被害発生のリスク度合いに応じ、LEVEL1~3 の各段階で警告、制御を行います。
LEVEL2 で十分に減速した後にブレーキが作動するため、路面材の押出しを抑制します。
急な飛び出しなどの場合、LEVEL2 の減速を待たず、LEVEL3 のブレーキが作動します。
3. 車体前方の物体検知にも対応(オプション)
前進側へのオプション装備も可能。前後進のレバー操作に応じ、検知方向が切り替わります。
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最終更新:2019/11/2018:09
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