日本建設機械工業会 需要予測まとまる(令和元年8月29日)

2019/08/2911:24配信

令和元年8月29日
一般社団法人日本建設機械工業会
統計調査部会

需要予測まとまる

19年度国内は駆け込み需要の反動減の影響がなくなり増加、輸出は微減するも全体では、過去最高と予測。
20年度国内、輸出ともに微減するも全体では、高水準を維持すると予測。

2019年度の出荷金額は、2兆4,514億円(前年比微増) と予測。
2020年度の出荷金額は、2兆4,026億円(前年比2%減少) と予測。

国内出荷:2019年度は、一部機種の2014年次排ガス規制生産猶予期間終了に伴う旧型機需要の反動減の影響がなくなり、上期計では、油圧ショベルの前年比21%増加を始め全機種が増加すると見込み、4,255億円(前年同期比10%増加)となると見込まれます。下期は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減が想定され、下期計では、4,773億円(前年同期比2%減少)と予測しております。この結果、2019年度合計では、9,028億円(前年同期比3%増加)となり2年連続で増加すると予測しております。2020年度は、安定した建設投資が継続するものの、設備投資及び住宅投資の減少が予測され、上期計では、 4,076億円(前年同期比4%減少)、下期計では、4,676億円(前年同期比2%減少)と予測しております。この結果、 2020年度合計では、8,752億円(前年同期比3%減少)となり、3年振りの微減と予測しております。


輸  出:2019年度は、北米及び欧州は引き続き堅調に推移するものの、アジア及びオセアニアの需要減少により、5機種が減少し、上期計では7,534億円(前年同期比1%減少)と見込まれます。下期は、上期同様に北米及び欧州は堅調に推移するもののアジア等の需要が減少すると見込まれ、下期計では、7,952億円(前年同期比3%減少)と予測しております。この結果、 2019年度合計では、1兆5,486億円(前年同期比2%減少)となり、3年振りに減少すると予測しております。2020年度は、引き続き北米を中心に他の地域も高水準で推移するものの、上期計では7,418億円(前年同期比2%減少)、下期計では7,856億円(前年同期比1%減少)と予測しております。この結果、2020年度合計では、1兆5,274億円(前年同期比1%減少)となり、2年連続の微減と予測しております。

関連記事