三菱マヒンドラ農機 埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会を実施 有機米栽培で地産ブランド強化へ意気込み
埼玉県幸手市(市長:木村純夫、以下 幸手市)と三菱マヒンドラ農機株式会社(本社:島根県松江市、CEO取締役社長:齋藤徹、以下 三菱マヒンドラ農機)は、2月13日に締結した有機米の産地づくりに向けた連携協定の一環として、4月28日(月)に幸手市で紙マルチ田植機の取り扱いに関する実演研修会を実施しました。

初めての紙マルチ田植機を巧みに操縦する小谷雄太さん
実演研修会には幸手市の木村純夫市長を始め、埼玉県の技術普及担当者、有機栽培に取り組む生産者、JA、地域おこし協力隊など同市有機農業推進協議会の関係者らが多数参加し、有機米を栽培する水田で実際に植付けを行いながら、圃場管理のコツや安全で効率的な作業方法について学びました。幸手市は地産米ブランドの一層の強化を目指して有機米栽培を拡大することとしており、本年は6経営体2.5haで有機米を栽培する予定です。
今回の取り組みで、先頭を切って紙マルチ田植機で自家の圃場2枚(51a)を植え付けた小谷雄太さんは、「農業の5年先が見えない中で、有機に取り組みたくてもなかなか踏み出せない農家も多い。紙マルチ機の田植えは農薬を使わず、除草の時間も省けるので、人手のない農業にはアドバンテージになる。温暖化の影響などで生育環境は厳しくなるが、今後も米の品質をさらに高めていきたい」と意気込みを語りました。
また、初めて紙マルチ田植機での田植えを体験した有機農業推進協議会副会長の杉谷直人さんは「普段使っている田植機に近い操作感で安心した。圃場の準備が重要ポイントになるので、ノウハウを共有しながら作業を進めたい」と話しました。
視察した木村純夫市長は、「有機農業にもメリットとデメリットの両方あるだろうが、行政やJA、農機メーカーなどが生産者と協力してこれを継続できるかがポイント。『米の幸手』の総力を上げて育てていきたい」と継続的な取り組みに意欲を示しました。
幸手市と三菱マヒンドラ農機は、地域農業の持続可能な発展に向けて今後も有機米の産地づくりを推進支援してまいります。

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最終更新:2025/05/0110:38