「日立建機チャレンジ2024」のピッチイベントで優勝企業3社を選定

2024/11/2115:04配信

スタートアップと新たな価値を創出

プレゼンテーションをするスタートアップ企業

 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は11月20日、Hitachi Construction Machinery Americas Inc.(本社:アメリカ合衆国ジョージア州ニューナン、CEO:Al Quinn(アル・クイン)/以下、日立建機アメリカ)でスタートアップ企業からアイデアを募る第一回目となる「日立建機チャレンジ2024」のピッチイベントを開催し、優勝企業3社Sodex Innovations GmbH(ソ デックスイノベーションズ)、Teleo, Inc.(テレオ)、Veristart Technologies Inc.(ヴェリスタートテクノロジ ーズ)を選定しました。3社はドイツで開催される国際建設機械見本市bauma2025(期間:2025年4月7日~13日)の日立建機ブース内で出展し、今後、日立建機グループとの協業の可能性を探っていきます。

 従来、建設機械の開発は機械本体に関することが中心で、高性能・高品質な機械をめざして開発が進められてきました。一方で近年は施工現場の安全性と生産性の向上やライフサイクルコストの低減、ESG対応のために、デジタル技術を活用して、作業員、機械、施工現場から取得したデータを外部のシステムと連動する車体システム「コネクテッド建機」が求められています。こうした外部のシステムとの連動を前提にした開発を行うためには、自社技術に留まらず、スタートアップ企業が生み出すイノベーションを社内に取り込んでいくことが重要です。 

 「日立建機チャレンジ2024」は日立建機が次世代のソリューションを開発するためにスタートアップ企業からアイデアを募るプロジェクトです。今回は「コネクテッド建機」の開発に関わる3つのテーマ「施工プロセスの変革」「建設機械の革新」「フリートマネジメントの改革」を設定し8月上旬から9月にかけてアイデアを募集した結果、127社から応募がありました。ピッチイベントでは事前審査で選ばれた9社がプレゼンテーションを行い、日立建機に加えアメリカのスタートアップ企業CEOやベンチャーキャピタリスト、建設会社の役員など多様なメンバーによる審査の結果、ソデックスイノベーションズ、テレオ、ヴェリスタートテクノロジーズが優勝しました。

 日立建機はこれまでもベンチャーキャピタルのファンドへの出資やスタートアップ企業への投資・協業などを通じて、オープンな体制での技術・製品開発に取り組んできました。今後もさまざまなスタートアップ企業とのオープンイノベーションを推進し、お客さまとのあらゆる接点におけるソリューションの深化をめざしていきます。