日立建機 H-E パーツ社がブレーキ サプライ社の鉱山機械コンポーネント再生事業を買収

2024/11/0510:26配信

―同社が有する北米のサービス体制を取り込むことで米州地域の再生事業体制を強化―

アメリカ合衆国・インディアナ州エバンズビルにあるブレーキ サプライ社の再生拠点

 日立建機株式会社(執行役社⾧:先崎 正文/以下、日立建機)の連結子会社H-E Parts International LLC (本社:アメリカ合衆国・ジョージア州、取締役社⾧兼CEO:Simon Pelletier(サイモン ペルティエ)/以下、H-E パーツ社)は、11月1日、鉱山機械コンポーネント再生事業を担うBrake Supply Co., INC.(本社:アメリカ合衆国・インディアナ州、取締役社⾧兼CEO:David Koch(デビッド・クック)/以下、ブレーキ サプライ社)と、同社の事業を買収することで合意しました。買収は2024年12月上旬に完了する予定です。

 H-E パーツ社は今回の買収により、ブレーキ サプライ社が持つ北米の再生拠点、部品倉庫および人財を活用し、米州地域の再生事業体制を強化します。

 日立建機グループは、2022年3月より、米州全域で自社のネットワークを通じて、新車販売からバリューチェーン事業*1 までの独自展開を開始し、世界最大の米州市場で事業展開を加速しています。
*1:新車販売以外の「部品・サービス」、「スペシャライズド・パーツ・サービスビジネス」、「レンタル・中古車」などの事業

 H-E パーツ社は鉱山機械・設備のメンテナンス・修理、お客さまのニーズに合わせた部品の加工、コンポーネントの再生など包括的なソリューションを提供しており、オーストラリア、米州を中心にグローバルに事業展開をしています。

 ブレーキ サプライ社は、シリンダーや油圧部品、湿式ブレーキ、減速機などマイニングショベル、ダンプトラックのコンポーネントを再生する事業を営んでいます。売上の90%以上が北米で、同地域に再生拠点5カ所、部品倉庫5カ所、エンジニアを中心とする人財を有しています。H-E パーツ社の北米の既存拠点とブレーキ サプライ社の拠点の重複は少なく、スピーディかつ効率的にサービス網を広げることが可能です。

 2023年度から始まった日立建機グループの中期経営計画「BUILDING THE FUTURE 2025 未来を創れ」では、経営戦略の4つの柱の中に「米州事業の拡大」を掲げています。H-E パーツ社は、本買収により米州地域での事業規模の拡大を図ります。


■H-E パーツ社 取締役社⾧兼CEO サイモン ペルティエのコメント

 今回の買収により、当社が提供するサービスを強化し、事業規模を拡大することができます。ブレーキ サプライ社をH-E パーツ社のファミリーに迎え入れることで、より幅広い製品とサービスをお客さまに提供できるようになります。ブレーキ サプライ社の従業員、お客さま、サプライヤーの皆さんを当社に迎えることを嬉しく思います。

■ブレーキ サプライ社 取締役社⾧兼CEO デビッド・クックのコメント

 ブレーキ サプライ社は、何十年にもわたり、お客さまに信頼性が高く、コスト効率の良いコンポーネントを提供してきました。H-E パーツ社と力を合わせることで、その取り組みをさらに発展させ、より多くのお客さまに価値を提供し、当社のチームメンバーに新たな成⾧機会をもたらすことができるでしょう。

■H-E パーツ社の概要

■ブレーキ サプライ社の概要

最終更新:2024/11/0510:38

日立建機日本株式会社