加藤製作所 環境に配慮したエンジンを新搭載60t吊り新型ラフテレーンクレーン 「SL-600RfⅢ」4月発売開始

2024/04/3016:12配信

 株式会社 加藤製作所(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:加藤 公康、証券コード:6390)は、環境に配慮した新エンジンを搭載した60t吊りラフテレーンクレーン「SL-600RfⅢ」の販売を2024年4月より開始いたしました。


■開発背景

 同製品は前身であるSL-600RfⅡの各種性能を継承し、高いクレーン性能、ジブ仕様、作業の効率と快適性、安全性向上を実現しながら環境に配慮したラフテレーンクレーンとなります。

 当社は、今後も業界No.1の安全性の実現と環境に配慮した製品の開発を目指してまいります。


■主な特長

■環境への配慮
新エンジン搭載
最新の排出ガス規制(欧州Stage V)に適合した環境に配慮したカミンズ製エンジンを採用しました。

最高出力 254kW/2,100min-1
最大トルク 1,526N・m/1,400min-1

国土交通省「低騒音型建設機械」の指定を申請中
建設工事に伴う騒音・振動対策として、騒音・振動が相当程度軽減された建設機械を低騒音型建設機械及び低振動型建設機械として指定されるものです。これにより工事現場周辺の生活環境保全に貢献します。

国土交通省「2020年燃費基準達成建設機械」の認定を申請中
オフロード法排出ガス2014年基準に適合するホイールクレーンにおいて一定の燃費基準を達成した燃費性能の優れた建設機械として認定されるものです。これにより建設機械から排出されるCO2の削減に貢献します。

ECOスイッチ搭載でクレーン作業燃費向上
クレーン操作時のエンジン最大回転数を抑え、燃料消費と騒音の少ない最適な作業回転数に調整可能となります。

オートミニマムコントロールでクレーン作業燃費向上
クレーン作業待機時に油圧ポンプ吐出量を最小限に制御し燃料消費を削減します。

■5段高剛性スーパーブーム
ブーム吊上げ能力
最大吊上げ能力 60t|最大ブーム長さ 40m|最大作業半径 37m|最大地上揚程 41.1m

ブーム伸縮モードを2種類設定
①強度域性能に優れるモードA : 2段ブーム伸長→3,4,5段ブーム伸長
②安定域性能に優れるモードB : 3,4,5段ブーム伸長→2段ブーム伸長
様々な作業状況に合わせて柔軟に対応可能となります。

■3段SLジブ
ジブ吊上げ能力
最大吊上げ能力 4.2t|最大ジブ長さ 16.5m|最大作業半径 42m|最大地上揚程 57.5m

EJIB
ジブ装着・格納作業の容易化と省スペース化を実現し、オペレータの負担軽減と作業時間短縮に寄与します。

■無線式吊荷監視カメラ用電源供給システム
ブーム先端部、またはジブ先端部からの電源供給により無線式吊荷監視カメラのバッテリーが不要。バッテリーの充電や取り付け作業をすることなく使用が可能となります。
※使用可能なカメラはメーカーおよび型式が限定されます。

■補巻のラインプル性能5.6t
フックの回転が少なく、耐疲労性の高い多数ストランド難自転性新型ワイヤロープを採用しています。
※最伸長ブーム時のルースタ最大吊上げ性能は、5.0tです。
モード A 時長さ32.5m以下、モード B 時長さ25.0m以下の中間ブームで5.6tになります。

■主な安全機能
お客様のニーズに合わせた安全機能を提供しています。

■クリアランスソナーシステム
超音波センサーによる障害物検知機能により走行中の安全性向上に寄与しています。

■KATOセーフティビューシステム
12.1インチ縦型大画面モニター
・オペレーターが任意に設定した複数の画像を表示させることが可能となります。
・タッチパネルのアイコンも大きく表示され、視認性・操作性が良好となります。
・PDF表示機能付き

KATO独自のサラウンドビュー
・キャリヤの前後左右に装着した6つのカメラの画像を合成し、車両上面から俯瞰した画像を表示します。
・走行時のみではなく、クレーン作業時にも表示可能となります。

人検知アシストカメラ
・カメラによる人検知時、視覚的・聴覚的な警告によって注意を喚起します。
・カメラは3つ装着されており、検知するいずれか1ヶ所のカメラを任意で選択可能となります。

■坂道発進補助装置
ブレーキからアクセルに踏み替える際にブレーキ制動を自動的に保持し、坂道の発進をサポートします。
※傾斜角度によっては補助装置が作動しない場合もあります。
※補助装置は上り坂、下り坂どちらでも作動します。
※本装置は坂による車両の後退(前進)を完全に防ぐものではありません。

最終更新:2024/04/3016:39

株式会社加藤製作所