AIが手書き平面図を3Dモデル化!CSTが「ALTA AIスケッチ」を発売

2019/06/1209:59配信

ホームビルダーや工務店の受注合戦では、施主にプランを提案するとき、CGパースが不可欠になりつつあります。

そこで施主の要望を聞いた営業担当者は、間取り図を作成後、設計部や外部の会社に頼んでCG化することになりますが、完成までに時間やコストがかかっています。

こうした問題を解決する画期的なソフトが、コンピュータシステム研究所(以下、CST)から発売されました。手書きで作った間取り図を

ナ、ナ、ナ、ナント、



AIで3Dモデルに自動変換



してくれるのです。(CSTのプレスリリースはこちら

AIで手書き間取り図を3Dモデルに自動変換するイメージ(以下の資料:コンピュータシステム研究所)

AIで手書き間取り図を3Dモデルに自動変換するイメージ(以下の資料:コンピュータシステム研究所)


このソフトは同社の建築事業者向け住宅プレゼンシステム「ALTA」のオプションとして開発されたもので、「ALTA AIスケッチ」というものです。

A4サイズの専用方眼紙に、消せるボールペン(黒、太さ0.7mm)で間取りや建具、部屋名を記入し、屋根形状や内外装のパターンを選択します。

記入に定規は不要で、フリーハンドで書いていけます。

この方眼紙をスマートフォンで撮影し、クラウドサーバーにアップすると、AI(人工知能)によって自動的に間取り図を3Dモデルに変換してくれます。

そのデータを、パソコンにダウンロードし、住宅プレゼンシステム「ALTA」に取り込むと、住宅の3Dモデルが表れるというわけです。

手書き間取り図が3Dモデルになるまで

手書き間取り図が3Dモデルになるまで


この3Dモデルのプランは



ALTAで編集できる



ようになっています。CSTはこのシステムを特許出願中とのことです。

気になるお値段ですが、「ALTA AIスケッチ」と専用方眼紙10枚、消せるボールペン1本がついて30万円(税別)です。このほか、「ALTA」が別途必要になります。また、方眼紙はコピーして使えます。

建設業界の人手不足解消のため、頭脳労働の助っ人としてAIの活用に期待が高まっていますが、このソフトは買えばすぐに使えるので、AIを社員化する感覚で試してみるのもいいですね。

最終更新:2019/11/2018:08

株式会社イエイリ・ラボ