日立建機 人的資本に関する情報開示のガイドライン「ISO 30414」の認証を取得

2023/12/0113:10配信

2023 年 11 月 30 日 


 日立建機株式会社(執行役社長:先崎 正文/以下、日立建機)は、本日、人的資本に関する情報開示の国際的なガイドラインである「ISO 30414」の認証を取得*1しました。

 「ISO 30414」は、国際標準化機構(International Organization for Standardization)のマネジメ ントシステム規格の1つで、組織が自社の従業員に関する人的資本の情報について、定量化・分析し、開 示するための国際的な指標として設けられたガイドラインです。生産性やダイバーシティなど、人的資本に関する 11 の項目と 58 の指標で構成されています。

 近年、ESG 経営への関心の高まりから、人財を企業価値の源泉と捉える「人的資本」が注目されています。企業の持続的な成長を鑑みる投資判断に有用な情報として、「人的資本」に関する情報開示が求められるようになりました。海外では、2020 年 8 月に米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して 「人的資本の情報開示」の義務化を発表し、日本では、2023 年 3 月期の有価証券報告書から「人的資本」の情報開示が義務付けられるなど、企業における情報開示の重要性が高まっています。

 日立建機グループでは、「事業は人なり。人財こそ価値創造の源泉であり、一人ひとりの成長とやりがいを事業の飛躍と発展につなげる」を人財戦略の基本とし、かねてから経営戦略と人財戦略を一体化して推進してきました。日立建機グループの強みは、共通の価値基準・行動規範である「Kenkijin スピリット*2 」 を持ったグローバルで多様な人財 約 2 万 5,000 人です。この多様な人財一人ひとりが、個性や強みを発揮しチームで勝つ仕組みが整備できるよう、デジタル人財の育成をはじめ、さまざまな施策を実施してきました。 

 今回の「ISO 30414」の取得は、機械メーカー* 3 で初めてとなります。日立建機は「ISO 30414」の認証取得に合わせて、本日、人的資本に関する定量情報をまとめた「Human Capital Report 2023」を発行しました。今後も、「ISO 30414」に沿って情報開示を実施し、ステークホルダーからのフィードバックを踏まえて人財戦略の見直し・改善を継続して行うことで、中長期的な企業価値の向上をめざしてまいります。


*1 今回の「ISO30414」は日立建機単体での取得である。

*2 「Challenge」「Customer」「Communication」の 3 つの C からなる日立建機グループ共通の価値基準・行動規範。

*3 日本取引所グループが定める業種別で中分類「機械」に分類される公開企業を指す。


■関連情報 

Human Capital Report 2023 

日立建機グループアイデンティティ  

最終更新:2023/12/0113:18

日立建機日本株式会社