2023年8月 産業機械受注状況

2023/10/1713:02配信

1.概 要 

本月の受注高は4,422億9,700万円、前年同月比▲10.3%減となった。


内需は、3,333億7,900万円、前年同月比▲4.5%減となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比6.6%増、非製造業向けは同▲35.4%減、官公需向けは同10.3%増、代理店向けは同8.1%増であった。

増加した機種は、鉱山機械(3.3%増)、化学機械(73.9%増)、タンク (142.8%増)、ポンプ(10.6%増)、圧縮機(0.9%増)、金属加工機械(375.8%増) の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲54.2%減)、プラスチック加工機械(▲10.4%減)、送風機(▲18.4%減)、運搬機械(▲26.5%減)、変速機 (▲16.9%減)、その他機械(▲12.7%減)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、1,089億1,800万円、前年同月比▲24.3%減となった。 

プラントは2件、41億5,400万円となり、前年同月比▲61.9%減となった。

増加した機種は、鉱山機械(167.1%増)、ポンプ(23.7%増)、送風機 (42.9%増)、金属加工機械(51.5%増)、その他(12.0%増)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲53.2%減)、化学機械(▲36.0%減)、タンク (▲100.0%減)、プラスチック加工機械(▲36.5%減)、圧縮機(▲20.3%減)、運搬機械(▲36.5%減)、変速機(▲29.9%減)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機 

非鉄金属、電力、外需の減少により前年同月比▲54.0%減となった。 

②鉱山機械 

鉱業、外需の増加により同11.1%増となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

化学の増加により同40.7%増となった。 

④タンク 

石油・石炭の増加により同142.5%増となった。 

⑤プラスチック加工機械 

外需の減少により同▲32.3%減となった。 

⑥ポンプ 

官公需、外需、代理店の増加により同15.3%増となった。 

⑦圧縮機 

外需の減少により同▲10.6%減となった。 

⑧送風機 

鉄鋼、官公需の減少により同▲14.6%減となった。 

⑨運搬機械 

石油・石炭、鉄鋼、非鉄金属、情報通信機械、その他非製造業、外需の減少により同▲28.8%減となった。 

⑩変速機 

官公需、外需の減少により同▲18.9%減となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼の増加により同242.4%増となった。

最終更新:2023/10/1713:12

一般社団法人 日本産業機械工業会