バンコックコマツ㈱がデミング賞を受賞

2023/10/1118:05配信

2023 年 10 月 11 日 


 コマツ(社長:小川啓之)の子会社であるバンコックコマツ株式会社(以下 BKC、社長:Charoen Ruengwilai)はこのたび、「2023 年度デミング賞」を受賞しました。 

 コマツは、1961 年に全社的品質管理(QC)を導入以降、1964 年にデミング賞実施賞(現デミング 賞)、1981年に日本品質管理賞を受賞するなど、総合的な品質管理(TQM)活動に積極的に取り組んできました。また、海外現地法人にも TQM を導入し、ナショナルスタッフ自らが問題を発見して業務の付加価値を高める職場環境を醸成するなど、海外現地法人の経営の現地化を進め、2013 年に中国の小松山推建機公司、2018 年にインドネシアのコマツインドネシア株式会社もデミング賞を受賞しています。

  BKC は、グローバルな需要を支えるクロスソース※1の重要な生産拠点として品質経営の体制強化に取り組んできました。品質を経営の核とし、経営トップから現場まで、現地社員と駐在員が一丸となって懸命に TQM を実践し、組織能力を向上させてきたことが今回の受賞につながりました。 

 BKC は引き続き、お客さまへの価値を創造し、お客さまや販売会社、サプライヤーを含むすべてのパートナー に笑顔をもたらす企業を目指していきます。 

 コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造) を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。 


[受賞理由]※一般財団法人 日本科学技術連盟からの文書の転載 

 同社は、持続的成長のためパートナーである顧客や販売会社、サプライヤー、親会社であるコマツとの連携を深め、地域の要求に合った部品開発や、新製品のリードタイムの短縮を実現している。同社は、工場管理を徹底しており、特に、5S や TPM が現場に定着し、鋳造工場でも明るくきれいな環境で作業が行われている。人材教育を推進しトップ自らが TQM 活動を率先して実行することで、TQM についての共通認識を現場に浸透させて、全社的な一体化を進めている。

※1:需要や為替変動に強いフレキシブルなグローバル生産供給体制のこと。 


[BKC の概要]

社 名:Bangkok Komatsu Company Limited 

設 立:1995 年

所 在 地:タイ チョンブリー県 

代 表 者:Charoen Ruengwilai 

事業内容:建設機械、鋳造品、スペア部品等の生産 

従業員数:約 1,000 名

最終更新:2023/10/1118:35

株式会社小松製作所