2023年6月 産業機械受注状況

2023/08/1816:54配信

1.概 要

本月の受注高は4,724億9,400万円、前年同月比▲4.5%減となった。


内需は、3,234億6,200万円、前年同月比5.2%増となった。

内需のうち、製造業向けは前年同月比18.6%増、非製造業向けは同▲30.2%減、官公需向けは同49.1%増、代理店向けは同9.4%増であった。 

増加した機種は、鉱山機械(66.1%増)、化学機械(31.7%増)、タンク(3.2%増)、プラスチック加工機械(37.3%増)、圧縮機(10.8%増)、送風機(13.6%増)、金属加工機械(0.5%増)、その他機械(25.7%増)の8機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲9.2%減)、ポンプ(▲21.4%減)、運搬機械(▲23.1%減)、変速機(▲17.8%減)の4機種であった(括弧の数字は前年同月 比)。 


外需は、1,490億3,200万円、前年同月比▲20.4%減となった。 

本月、プラントは2件130億7,900万円となり、前年同月比 344.4%増と なった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(4.9%増)、圧縮機(7.7%増)、送風機 (573.7%増)、運搬機械(74.4%増)、金属加工機械(54.7%増)の5機種であり、減少した機種は、鉱山機械(▲59.0%減)、化学機械(▲54.0%減)、タンク (▲60.0%減)、プラスチック加工機械(▲52.3%減)、ポンプ(▲25.8%減)、変速機(▲23.1%減)、その他機械(▲54.2%減)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機

電機機械、電力の減少により前年同月比▲4.0%減となった。 

②鉱山機械

窯業土石、鉄鋼、鉱業、建設の増加により同43.6%増となった。

③化学機械(冷凍機械を含む) 化学、石油・石炭、官公需が増加したものの、外需の減少により同▲0.1%減となった。 

④タンク 

その他非製造業の増加により同2.8%増となった。 

⑤プラスチック加工機械 

外需の減少により同▲39.8%減となった。 

⑥ポンプ 

官公需、外需の減少により同▲22.9%減となった。 

⑦圧縮機 

はん用・生産用、造船、外需の増加により同9.4%増となった。 

⑧送風機 

外需の増加により同120.5%増となった。 

⑨運搬機械 

卸売・小売が減少したものの、鉄鋼、電力、運輸・郵便、官公需、外需の増加により同0.5%増となった。

⑩変速機

はん用・生産用、情報通信機械、官公需、外需の減少により同▲18.6%減となった。

⑪金属加工機械

鉄鋼、外需の増加により同19.5%増となった。

最終更新:2023/08/1817:05

一般社団法人 日本産業機械工業会