2023年5月 産業機械受注状況

2023/07/1911:17配信

1.概 要 

本月の受注高は3,730億6,800万円、前年同月比▲13.0%減となった。


内需は、2,185億4,600万円、前年同月比▲21.8%減となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比▲35.1%減、非製造業向けは同6.4%増、官公需向けは同▲23.6%減、代理店向けは同8.0%増であった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(19.6%増)、化学機械(2.1%増)、タンク (4.3%増)、ポンプ(9.6%増)、送風機(111.4%増)の5機種であり、減少した機種は、鉱山機械(▲11.7%減)、プラスチック加工機械(▲47.1%減)、圧縮機 (▲5.8%減)、運搬機械(▲62.4%減)、変速機(▲14.8%減)、金属加工機械 (▲48.3%減)、その他機械(▲40.2%減)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


外需は、1,545億2,200万円、前年同月比3.3%増となった。 

本月、プラントは2件57億700万円となった(前年同月比は、前年同月に案件が無かったため比率を計上できず)

増加した機種は、ボイラ・原動機(209.5%増)、鉱山機械(54.3%増)、タンク (前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、送風機(38.2%増)、 その他機械(192.7%増)の5機種であり、減少した機種は、化学機械(▲31.9% 減)、プラスチック加工機械(▲44.8%減)、ポンプ(▲43.0%減)、圧縮機 (▲38.5%減)、運搬機械(▲62.4%減)、変速機(▲29.9%減)、金属加工機械 (▲38.0%減)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。  


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機 

電力、外需の増加により前年同月比73.7%増となった。 

②鉱山機械 

鉱業の減少により同▲5.3%減となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

情報通信機械、外需の減少により同▲8.6%減となった。 

④タンク 

鉄鋼、その他非製造業の増加により同4.5%増となった。 

⑤プラスチック加工機械 

外需の減少により同▲45.1%減となった。 

⑥ポンプ 

外需の減少により同▲14.9%減となった。 

⑦圧縮機 

外需の減少により同▲21.3%減となった。 

⑧送風機 

鉄鋼、電力、官公需の増加により同103.6%増となった。 

⑨運搬機械 

鉄鋼 、 情報通信機械、電力、卸売・小売、外需の減少により同▲62.4%減となった。 

⑩変速機

金属製品、はん用・生産用、情報通信機械、自動車、外需の減少により 同▲17.8%減となった。 

⑪金属加工機械

鉄鋼の減少により同▲47.5%減となった。

最終更新:2023/07/1911:31

一般社団法人 日本産業機械工業会