コマツ、本社ビル建て替えのお知らせ
2023 年 4 月 4 日
コマツ(社長:小川啓之)は、中期経営計画の成長戦略で掲げる「レジリエントな企業体質の構築」を目指し、このたびコマツ本社ビル(東京都港区赤坂)の建て替えおよび建て替え期間中の一時移転を決定しました。2024 年 1 月より一時移転を開始するとともに当ビル建て替え工事に着手し、2026 年 9 月に竣工を予定しています。
コマツ本社ビルは、1966 年竣工以降 57 年が経過しており、老朽化やオフィスとしての機能低下が進んでいます。このたびの建て替えにより、グローバル本社としてのハブ機能を強化し、全世界のコマツグループ拠点との情報共有、意思決定、執行のスピードアップを図ります。新社屋では新型コロナウイルスを経て定着したリモートワ ークなどの多様な働き方にあわせた執務エリアを実現します。産学・産産連携やオープンイノベーションの拡大など、イノベーションセンターとしての機能強化を図るほか、持続的成長を支える優秀な人材の確保を推進するため、グローバル本社を採用の重要拠点と位置づけ、リアルとオンラインを駆使した採用イベントなど、コマツを体感、体験できる機会を拡充します。これらの取り組みにより、ダイバーシティ&インクルージョン推進、人材エンゲージメント向上による多様性に富む人材基盤充実などを図り、社会や外部環境の変化に柔軟に対応できるレジリエントな企業体質構築を目指します。
【本社一時移転先】
① 所在地:東京都港区海岸 1 丁目 2-20 汐留ビルディング
② 移転期間:2024 年 1 月~2026 年 12 月(予定)
コマツは中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」 に掲げている、ダントツバリュー(収益向上と ESG 課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していきます。
【コマツ新本社ビルの特徴】
1.グローバル本社としてのハブ機能・コーポレートブランド発信力の強化
グローバル本社のハブ機能を強化し、世界中のコマツグループの拠点とリアルタイムでつながるオンライン環境を整備することで情報共有、意思決定、執行のスピードアップを図ります。またすべてのステークホルダーとのコミュニケーションを向上させるため、国内外の生産拠点や国際見本市などの展示会の現場と中継したリアルとオンラインのハイブリッド形式でのイベントを開催するなど、コーポレートブランド発信力を強化します。
2.イノベーションセンターとしての機能強化
産学・産産連携先の大学・研究所やスタートアップ・ベンチャーなどとの連携強化のため、リアルで迎え入れ、集まることができる環境としてオープンイノベーションエリアを設置するとともに、全世界のコマツの拠点ともオンラインでつながりやすい環境を整備し、コマツの取り組みをハイブリッドで体感しながら、共創・協業活動を活性化することを狙います。
3.人材確保
コマツの持続的成長の実現を支える優秀な人材確保のため、グローバル本社を採用の重要拠点と位置づけ、リアルとオンラインを駆使した新たな採用イベントやインターンシップなど、コマツを体感、体験できる機会を拡充します。
4.省エネと創エネの取り組みでカーボンニュートラルを推進
コマツは中期経営計画において、2030 年目標として 2010 年比で CO2 排出量の 50%削減を掲げ、 2050 年に CO2 の排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルをチャレンジ目標として設定しております。このたびの建て替えにより、CO2 排出量削減にも配慮した設計を採用し、建屋環境性能の向上や木材の積極活用を図り、「ZEB Ready」 ※を達成します。更に太陽光や地中熱などの再生可能エネルギーを採用することで、2050年カーボンニュートラル実現に寄与するよう取り組んでまいります。
<コマツ新本社ビルの概要>
所在地:東京都港区赤坂二丁目 3-6
延床面積:約 20,000 ㎡
構造:鉄骨造、地上 10 階地下 2 階建
着工予定:2024 年 1 月
竣工予定:2026 年 9 月
※ZEB Ready:Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支ゼロを目指した建物「ZEB」を見据え、外皮の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備え、 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 50%以上の削減に適合した建築物。
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最終更新:2023/04/0516:01