2023年1月 産業機械受注状況

2023/03/1316:54配信

1.概 要 

本月の受注高は3,244億3,500万円、前年同月比10.6%増となった。 

内需は、1,891億2,900万円、前年同月比▲2.8%減となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比▲20.4%減、非製造業向けは同24.5%増、官公需向けは同9.5%増、代理店向けは同0.5%増であった。 

増加した機種は、タンク(216.7%増)、プラスチック加工機械(25.8%増)、圧縮機(12.7%増) 、運搬機械(12.0%増)、変速機(2.1%増)、その他機械(54.0%増) の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲2.0%減)、鉱山機械 (▲22.6%減)、化学機械(▲15.8%減)、ポンプ(▲3.8%減)、送風機(▲15.2%減)、金属加工機械(▲68.4%減)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


外需は、1,353億600万円、前年同月比37.0%増となった。 

本月、プラント案件はなかった。

増加した機種は、化学機械(300.6%増) 、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、プラスチック加工機械(10.2%増)、ポンプ(21.7% 増)、圧縮機(21.0%増)、金属加工機械(156.7%増)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲4 . 2 %減)、鉱山機械(▲4 8 . 5 %減)、送風機 (▲51.4%減)、運搬機械(▲60.8%減)、変速機(▲13.2%減)、その他機械 (▲53.9%減)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。  


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機 

非鉄金属の減少により前年同月比▲2.5%減となった。 

②鉱山機械 

窯業土石、鉱業の減少により同▲24.4%減となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

外需の増加により同37.9%増となった。 

④タンク 

化学工業の増加により同221.4%増となった。 

⑤プラスチック加工機械 

化学工業、外需の増加により同12.6%増となった。 

⑥ポンプ 

外需の増加により同2.7%増となった。 

⑦圧縮機 

鉄鋼、外需の増加により同17.3%増となった。 

⑧送風機 

官公需の減少により同▲18.5%減となった。 

⑨運搬機械 

外需の減少により同▲22.6%減となった。 

⑩変速機 

はん用・生産用機械が増加したものの、運輸・郵便、外需の減少により 同▲1.0%減となった。 

⑪金属加工機械

外需の増加により同17.8%増となった。

最終更新:2023/03/1317:05

一般社団法人 日本産業機械工業会