2022年12月 産業機械受注状況

2023/02/2113:32配信

1.概 要

本月の受注高は5,080億8,500万円、前年同月比▲8.6%減となった。

内需は、3,148億3,000万円、前年同月比▲16.0%減となった。

内需のうち、製造業向けは前年同月比▲20.0%減、非製造業向けは 同▲36.2%減、官公需向けは同20.1%増、代理店向けは同▲1.4%減であった。 

増加した機種は、化学機械(30.7%増)、タンク(23.7%増)、ポンプ(5.3%増)、圧縮機(9.5%増) 、送風機(15.9%増)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・ 原動機(▲52.1%減)、鉱山機械(▲28.9%減)、プラスチック加工機械(▲33.1%減)、運搬機械(▲6.3%減)、変速機(▲28.6%減)、金属加工機械(▲60.3%減)、その他機械(▲7.5%減)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。  


外需は、1,932億5,500万円、前年同月比6.6%増となった。 

本月、プラントは2件26億8,000万円となった(前年同月比は、前年同月に案件が無かったため比率を計上できず)。 

増加した機種は、化学機械(191.3%増) 、圧縮機(53.3%増)、運搬機械(55.0%増)の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲16.1%減)、鉱山機械(▲79.3%減)、タンク(今月の受注金額がゼロのため比率を計上でき ず)、プラスチック加工機械(▲14.5%減)、ポンプ(▲28.4%減)、送風機 (▲49.9%減)、変速機(▲17.0%減)、金属加工機械(▲88.7%減)、その他機械 (▲46.6%減)の9機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機 

電気機械、電力の減少により前年同月比▲45.1%減となった。 

②鉱山機械 

窯業土石、建設、外需の減少により同▲37.6%減となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

官公需、外需の増加により同73.7%増となった。 

④タンク 

化学工業、石油・石炭の増加により同23.7%増となった。

⑤プラスチック加工機械 

化学工業、自動車、外需の減少により同▲18.9%減となった。

⑥ポンプ 

外需の減少により同▲8.7%減となった。

⑦圧縮機 

鉄鋼、外需の増加により同30.9%増となった。 

⑧送風機

窯業土石、官公需の増加により同4.3%増となった。 

⑨運搬機械 

卸売・小売、外需の増加により同9.4%増となった。 

⑩変速機 

食品、金属製品 、情報通信機械 、官公需 、外需の減少により同▲26.7%減となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼、外需の減少により同▲81.3%減となった。  

最終更新:2023/02/2113:45

一般社団法人 日本産業機械工業会