2022年11月 産業機械受注状況

2023/01/2513:55配信

1.概 要 

本月の受注高は4,157億7,800万円、前年同月比2.8%増となった。

内需は、2,382億6,200万円、前年同月比1.5%増となった。

内需のうち、製造業向けは前年同月比▲1.5%減、非製造業向けは同16.0%増、官公需向けは同▲15.4%減、代理店向けは同5.5%増であった。

増加した機種は、鉱山機械(26.1%増)、化学機械(30.3%増)、ポンプ(12.9%増)、送風機(121.6%増)、運搬機械(47.0%増)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲19.5%減)、タンク(▲25.3%減)、プラスチック加工機械 (▲8.1%減)、圧縮機(▲9.0%減)、変速機(▲4.3%減)、金属加工機械(▲ 42.6%減)、その他機械(▲36.8%減)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、1,775億1,600万円、前年同月比4.6%増となった。

プラントは3件、82億6,400万円となり、前年同月比▲64.4%減となった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(36.9%増)、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、送風機(2.7%増)、その他機械(54.5%増)の 4機種であり、減少した機種は、鉱山機械(▲37.4%減)、化学機械(▲18.8% 減)、プラスチック加工機械(▲0.0%減)、ポンプ(▲8.6%減)、圧縮機(▲23.3%減)、運搬機械(▲18.9%減)、変速機(▲14.3%減)、金属加工機械(▲12.4%減)の8機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機 

外需の増加により前年同月比5.1%増となった。 

②鉱山機械 

窯業土石、鉱業、建設の増加により同17.8%増となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む)

化学、電力の増加により同11.8%増となった。 

④タンク 

石油・石炭の減少により同▲17.7%減となった。 

⑤プラスチック加工機械 

その他製造業の減少により同▲1.9%減となった。 

⑥ポンプ 

官公需の増加により同5.4%増となった。 

⑦圧縮機 

外需の減少により同▲15.8%減となった。 

⑧送風機 

官公需の増加により同114.7%増となった。 

⑨運搬機械 

鉄鋼、情報通信機械、その他製造業、卸売・小売の増加により同9.1% 増となった。 

⑩変速機 

情報通信機械、外需の減少により同▲6.1%減となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼の減少により同▲32.6%減となった。

最終更新:2023/01/2514:09

一般社団法人 日本産業機械工業会