2022年8月 産業機械受注状況

2022/10/1212:29配信

1.概 要 

本月の受注高は4,928億4,200万円、前年同月比22.0%増となった。


内需は、3,489億1,400万円、前年同月比44.8%増となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比90.1%増、非製造業向けは同48.4%増、官公需向けは同10.9%増、代理店向けは同5.1%増であった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(257.3%増)、鉱山機械(23.5%増)、化学機械(42.6%増)、タンク(5.1%増)、ポンプ(7.0%増)、圧縮機(25.5%増)、送風機(50.4%増)、変速機(10.7%増)、金属加工機械(74.3%増)の9機種であり、減少した機種は、プラスチック加工機械(▲25.2%減)、運搬機械(▲29.2%減)、その他機械(▲5.2%減)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、1,439億2,800万円、前年同月比▲11.7%減となった。

プラントは2件、108億9,400万円となり、前年同月比▲53.8%減となった。

増加した機種は、化学機械(139.8%増)、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため、比率を計上できず)、ポンプ(43.9%増)、圧縮機(56.6%増)、金属加工機械(18.8%増)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲39.7% 減)、鉱山機械(▲71.1%減)、プラスチック加工機械(▲16.0%減)、送風機(▲22.1%減)、運搬機械(▲50.0%減)、変速機(▲2.9%減)、その他(▲41.7%減) の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機

非鉄金属、電力の増加により前年同月比84.6%増となった。

②鉱山機械

鉄鋼の増加により同6.9%増となった。

③化学機械(冷凍機械を含む)

外需の増加により同62.5%増となった。

④タンク 

石油・石炭の増加により同5.3%増となった。 

⑤プラスチック加工機械 

化学、外需の減少により同▲17.6%減となった。 

⑥ポンプ

化学、外需、代理店の増加により同17.8%増となった。

⑦圧縮機

鉄鋼、外需の増加により同40.7%増となった。

⑧送風機

鉄鋼、官公需の増加により同42.1%増となった。

⑨運搬機械

卸売・小売、外需の減少により同▲35.6%減となった。

⑩変速機

その他製造業、官公需の増加により同8.4%増となった。

⑪金属加工機械

その他輸送機械の増加により同46.2%増となった。

最終更新:2022/10/1212:44

一般社団法人 日本産業機械工業会