2022年4月 産業機械受注状況

2022/06/1412:35配信

1.概 要

本月の受注高は3,781億6,900万円、前年同月比10.8%増となった。


内需は、2,408億4,200万円、前年同月比3.8%増となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比26.1%増、非製造業向けは 同▲24.9%減、官公需向けは同12.2%増、代理店向けは同▲4.5%減であった。

増加した機種は、化学機械(22.2%増)、プラスチック加工機械(59.6%増)、圧縮機(9.2%増)、運搬機械(24.8%増)、変速機(26.4%増)、金属加工機械(88.3%増)、その他機械(15.1%増)の7機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(▲44.8%減)、鉱山機械(▲31.5%減)、タンク(▲8.6%減)、ポンプ(▲ 4.3%減)、送風機(▲21.5%減)の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、1,373億2,700万円、前年同月比25.7%増となった。

本月、プラント案件は無かった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(162.8%増)、化学機械(113.0%増)、ポンプ (25.0%増)、送風機(230.7%増)、運搬機械(106.8%増)、変速機(8.9%増)、金属加工機械(195.7%増)、その他機械(99.1%増)の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(▲46.1%減)、タンク(今月の受注金額がゼロのため、比率を計上できず)、プラスチック加工機械(▲46.9%減)、圧縮機(▲36.5%減)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機

電力の減少により前年同月比▲15.6%減となった。

②鉱山機械 

金属製品、鉱業、建設の減少により同▲32.2%減となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

情報通信機械、官公需、外需の増加により同36.2%増となった。 

④タンク 

石油・石炭の減少により同▲8.6%減となった。 

⑤プラスチック加工機械 

外需の減少により同▲34.6%減となった。 

⑥ポンプ 

外需の増加により同4.3%増となった。 

⑦圧縮機 

外需の減少により同▲17.3%減となった。 

⑧送風機 

鉄鋼の減少により同▲5.3%減となった。 

⑨運搬機械 

卸売・小売、外需の増加により同48.9%増となった。 

⑩変速機 

鉄鋼、情報通信機械、その他製造業の増加により同23.2%増となった。

⑪金属加工機械 

鉄鋼、外需の増加により同109.6%増となった。

最終更新:2022/06/1412:44

一般社団法人 日本産業機械工業会