オーストラリア市場に新型大型トラックを投入
2019年5月29日
・日本、香港、シンガポール、ニュージーランドに続き、オーストラリア市場に新型の大型トラックを投入
・安全性と燃費を徹底的に追求し、優れた性能を発揮
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:ハートムット・シック、以下 MFTBC)は、2019年5月16日、オーストラリアのブリスベンにて開催された「Brisbane Truck Show」で新型大型トラックを発表し、2019年6月1日より発売します。
大型トラックはオーストラリアとニュージーランドでは「Shogun(ショーグン)」の名称で呼ばれます。欧州排出ガス規制「ユーロ6」に準拠し、コモンレールシステムを採用した11Lの「OM470」型エンジンを搭載。従来車と比較して、燃費向上を実現しています。さらに新型の12速機械式自動トランスミッション(AMT)「ShiftPilot(シフトパイロット)」で、積載量の変動や道路条件の影響に左右されにくいスムーズな運転を実現します。また、5万キロメートル近くに及ぶ走行試験をオーストラリア国内で実施し、現地での運用においても、同車両の優れた燃費性能や先進的な安全機能は確認済みです。これらの安全機能には、車間距離保持機能付オートクルーズに自動停止と自動発進機能をプラスした「プロキシミティー・コントロール・アシスト」、前方の停車車両だけでなく歩行者の動きも検知できる改良型「アクティブ・ブレーキアシスト4(ABA4)」が含まれます。
同車種の開発にあたっては、ドライバーの快適性を最重視した上で、シートベルトを内蔵したベルトインシートを全車に採用。前後移動やリクライニング時など、シートの位置に関係なく、常に良好なフィット感が得られます。また、ブレーキペダルを離すことで始動できるクリープ走行機能も新たに追加し、渋滞時の操作負担の軽減を図りました。オーストラリアおよびニュージーランド向けの車両開発では、両市場のドライバーに特有のシフト操作を考慮して、シフト・マッピングの最適化を実施しています。さらに、振動の軽減を強化するとともに、エアサスペンションのサポートでクッション性を高めたシートを採用したことで、荒れた路面の長距離走行においても、疲労が大幅に軽減されます。
新型大型トラックは2017年5月に日本で21年ぶりのフルモデルチェンジとして販売を開始し、同年8月に香港で国際デビューを飾りました。その後、同車両をシンガポールやニュージーランドなど、アジア太平洋地域の市場にも投入しました。
オーストラリアで発表した大型トラック
最終更新:2019/11/2018:08