よいデザインを低価格で!オランダで世界最長の3Dプリント橋を建設
部材を締め付ける緊張ケーブル
複数のパーツを接合し、空洞部分に緊張ケーブルを入れて締め付けた後、載荷試験が繰り返し行われました。
橋桁のいろいろな部分にセンサーを取り付け、ひずみやねじれ、破壊の有無などを確認したのです。
載荷試験の風景。橋桁の上部2カ所にジャッキで荷重をかけている
様々な部分に設置されたセンサー
繰り返し載荷による橋の挙動などのデータ
テストの結果、クラックやたわみ、破壊など
テスト橋に異常なし
ということが確認されました。
今回の橋はパラメトリックデザインによって複雑な曲面にデザインされ、桁断面の内部にも多くの空洞が設けられていますが、3Dコンクリートプリンターは1日に1ブロックの割合で作ることができました。
また、型枠を必要としないので産業廃棄物が少なく、使用するコンクリートなどの分量も設計データから正確にわかるので「残コン」の発生も少なくなりと言った具合に、「サステナビリティー」にも優れています。
デザイン、価格、環境と3拍子そろった3Dコンクリートプリンターは、建設業界でますます活用されていきそうです。
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最終更新:2019/11/2018:08