2021年6月 産業機械受注状況

2021/08/1615:48配信

1.概 要

本月の受注高は4,123億800万円、前年同月比126.6%となった。


内需は、3,020億4,100万円、前年同月比120.0%となった。

内需のうち、製造業向けは前年同月比130.9%、非製造業向けは同137.4%、官公需向けは同93.1%、代理店向けは同108.6%であった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(130.6%)、化学機械(115.6%)、プラスチック加工機械(167.7%)、ポンプ(112.7%)、圧縮機(121.3%)、送風機(103.3%)、運搬機械(167.6%)、変速機(135.5%)、金属加工機械(112.7%)の9機種であり、 減少した機種は、鉱山機械(69.3%)、タンク(90.3%)、その他機械(94.4%)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、1,102億6,700万円、前年同月比148.7%となった。

プラントは5件、73億8,500万円となり、前年同月比157.3%となった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(388.6%)、鉱山機械(409.1%)、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、プラスチック加工機械 (196.4%)、ポンプ(126.8%)、圧縮機(133.2%)、運搬機械(115.5%)、変速機 (132.4%)、金属加工機械(186.0%)、その他機械(318.7)の10機種であり、減少した機種は、化学機械(61.5%)、送風機(96.6%)の2機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機

非鉄金属、電力、外需の増加により前年同月比161.5%となった。

②鉱山機械

建設の減少により同72.8%となった。

③化学機械(冷凍機械を含む)

情報通信機械、電力、運輸・郵便、官公需の増加により同101.4%となった。

④タンク

鉄鋼、外需の増加により同103.9%となった。

⑤プラスチック加工機械

外需の増加により同186.4%となった。

⑥ポンプ

官公需、外需の増加により同115.3%となった。

⑦圧縮機

はん用・生産用、外需の増加により同127.6%となった。

⑧送風機

化学、自動車、電力、その他非製造業、代理店の増加により同102.8%となった。

⑨運搬機械

卸売・小売の増加により同155.3%となった。

⑩変速機

はん用・生産用、情報通信機械、その他輸送用機械、その他製造業、外需の増加により同135.0%となった。

⑪金属加工機械

金属製品、外需の増加により同122.1%となった。

最終更新:2021/08/1616:01

一般社団法人 日本産業機械工業会