2021年4月 産業機械受注状況

2021/06/1112:20配信

1.概 要 

本月の受注高は3,412億7,900万円、前年同月比90.9%となった。


内需は、2,319億9,400万円、前年同月比72.0%となった。

内需のうち、製造業向けは前年同月比125.7%、非製造業向けは同37.1%、官公需向けは同110.4%、代理店向けは同115.1%であった。

増加した機種は、鉱山機械(200.0%)、化学機械(120.3%)、プラスチック加工機械(122.5%)、ポンプ(116.5%)、圧縮機(107.8%)、運搬機械(106.9%)、金属加工機械(148.4%)の7機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(33.4%)、タンク(72.2%)、送風機(60.6%)、変速機(83.1%)、その他機械(98.2%)の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


外需は、1,092億8,500万円、前年同月比206.4%となった。

本月、プラント案件はなかった。

増加した機種は、鉱山機械(138.7%)、化学機械(187.0%)、プラスチック加工機械(480.7%)、ポンプ(169.6%)、圧縮機(200.1%)、運搬機械(140.3%)、変速機(139.2%)、金属加工機械(103.2%)、その他機械(207.6)の9機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(91.7%)、タンク(今月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、送風機(5.3%)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機

電力の減少により前年同月比36.7%となった。

②鉱山機械

金属製品、鉱業、建設の増加により同195.5%となった。

③化学機械(冷凍機械を含む)

石油・ 石炭、 運輸・ 郵便、 官公需、 外需、 代理店の増加により同127.4%となった。

④タンク

化学の減少により同66.5%となった。

⑤プラスチック加工機械

外需の増加により同359.6%となった。

⑥ポンプ

官公需、外需の増加により同128.2%となった。 

⑦圧縮機

外需の増加により同147.2%となった。

⑧送風機

官公需、外需の減少により同36.3%となった。

⑨運搬機械

卸売・小売、外需の増加により同114.9%となった。

⑩変速機

その他製造業、官公需の減少により同89.9%となった。

⑪金属加工機械

鉄鋼、自動車の増加により同136.5%となった。

最終更新:2021/06/1112:35

一般社団法人 日本産業機械工業会