いすゞ車体、「スマートポンプ」消防車を開発 -電動モーターによる放水作業で、環境・地域社会を考慮した消火活動を実現-

2021/06/0816:23配信

2021年6月8日 


 いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則、以下いすゞ)のグループであるいすゞ車体株式会社(本社:神奈川県藤沢市、社長:三井宏基)は、電動モーターで消防ポンプを駆動できる補助装置「スマートポンプ」を開発し、東京消防庁の水槽付き普通ポンプ車に採用されました。

 この「スマートポンプ」消防車は、通常のエンジンによるポンプの駆動での放水だけでなく、車載のリチウムイオンバッテリーと電動モーターによるポンプの駆動でも放水することができます。
 エンジンを停止した状態で、約1時間にわたり毎分およそ300リットルの放水が可能で、二酸化炭素の排出量を削減できるほか、電動モーターの静音性により夜間・早朝での消火活動時の騒音を抑制する効果があり、環境・地域社会を考慮した仕様となっています。

 いすゞグループは、これからも多種多様な用途を持つ商用車の特性を考慮し、それぞれの使われ方に最適な低炭素化・脱炭素化に向けた取り組みを進めてまいります。

最終更新:2021/06/0816:29

いすゞ自動車株式会社