2021年3月 産業機械受注状況

2021/05/1813:08配信

1.概 要

本月の受注高は6,611億2,800万円、前年同月比70.8%となった。


内需は、4,426億5,100万円、前年同月比76.1%となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比109.5%、非製造業向けは同68.3%、官公需向けは同54.9%、代理店向けは同102.1%であった。

増加した機種は、鉱山機械(543.2%)、プラスチック加工機械(132.7%)、圧縮機(110.4%)、変速機(125.2%)、金属加工機械(129.1%)の5機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(80.6%)、化学機械(87.5%)、タンク(98.6%)、ポンプ(98.9%)、送風機(58.9%)、運搬機械(53.8%)、その他機械(45.6%)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


外需は、2,184億7,700万円、前年同月比62.0%となった。 

プラントは2件、551億7,400万円となり、前年同月比815.5% となった。 

増加した機種は、プラスチック加工機械(123.4%)、ポンプ(157.9%)、圧縮機(114.5%)、送風機(194.2%)、変速機(177.3%)、金属加工機械(170.2%)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(40.9%)、鉱山機械(28.5%)、化学機械(90.5%)、タンク(12.0%)、運搬機械(36.3%)、その他機械(33.0%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機

電力、外需の減少により前年同月比62.8%となった。 

②鉱山機械 

建設の増加により同462.8%となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

非鉄金属、電力、その他非製造業、官公需、外需の減少により同88.9%となった。 

④タンク 

外需の減少により同87.7%となった。 

⑤プラスチック加工機械 

自動車、外需の増加により同126.5%となった。 

⑥ポンプ 

外需の増加により同107.4%となった。 

⑦圧縮機 

官公需、外需の増加により同112.4%となった。 

⑧送風機 

官公需の減少により同64.5%となった。 

⑨運搬機械 

運輸・郵便、卸売・小売、外需の減少により同49.9%となった。 

⑩変速機 

はん用・生産用、外需の増加により同133.2%となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼、外需の増加により同139.6%となった。  

最終更新:2021/05/1813:21

一般社団法人 日本産業機械工業会