いすゞ、大型トラック「ギガ」に新規オプションを追加

2021/05/1412:40配信

-国内トラック初のドライバー異常時対応システム(EDSS)を採用-

2021年5月14日 


 いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則、以下「いすゞ」)は、安全性能の向上を図った大型トラック「ギガ」を、本日より全国一斉に発売いたします。

 今回の改良では、国内トラック初※1となるドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)※2を大型トラック「ギガ」に採用しました。EDSSは、走行中にドライバーが急病などで安全な運転を継続することが困難な状態に陥った場合、車両のシステムがドライバーの異常を自動検知、または、ドライバー自身のスイッチ操作により、車両を緊急停止させる装置です。

 いすゞは、重大事故に直結する大型車の安全性を飛躍的に高めるべく、車両や歩行者に対して有効な安全装置を開発してまいりました。物流業界では、ドライバー不足や高齢化などの影響による、健康状態に起因した事故発生への対策が課題となっています。今後も、重大事故発生ゼロを目指し、安全性能のさらなる向上を図ってまいります。

※1:いすゞ調べ。

※2:全車オプション設定。

【主な機能】
・ドライバー異常時対応システム(EDSS)
 ドライバーの状態をモニタリングする、ドライバーステータスモニター(DSM)のカメラが異常を検知した場合※3、もしくはドライバー自身によるEDSSスイッチの操作があった場合にブレーキ制御を自動で開始、徐々に速度を落として停止します。
 EDSS作動時、マルチインフォメーションディスプレイの警告画面の表示と音声警報で、ドライバーにお知らせします。車外には、ホーンを鳴らしハザードランプとブレーキランプを点滅させることで、異常事態をお知らせします。
 また、EDSSが作動した場合、あらかじめ設定したメールアドレスへメールによる通知を行い、速やかな状況把握を促します。
※3:車速60km/h以上で作動

【機能説明動画】

ドライバー異常時対応システム(EDSS)は、ドライバーの安全運転を支援するシステムであり、車両の限界を超えた走行を可能にするものではありません。本装置を過信せずに、体調不良を感じたときは
速やかに安全な場所に停車し、休憩してください。


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最終更新:2021/05/1412:49

いすゞ自動車株式会社