日立建機 道路工事現場の安全性向上に寄与するマカダムローラ向けオプションを発売 障害物を検知し衝突被害の軽減を支援する装置を適用
2021 年 4 月 14 日
日立建機株式会社
日立建機株式会社(本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎/以下、日立建機)は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(以下、オフロード法)」2014 年基準に適合したマカダムローラ ZC125M‐5 のオプションとして、作業中に障害物を検知した際に、車体速度と物体までの距離に応じて、段階的に衝突被害の軽減を支援する装置(以下、衝突被害軽減アシスト装置)を設定し、日本国内向けに 2021 年 6 月より発売します。販売目標は、年間 20 台を見込んでいます。
マカダムローラをはじめとする締固め機械は作業時に車体周辺に作業者が多く、接触による事故発生リスクが高いことから、建設・土木業界において安全性の向上が課題となっています。
衝突被害軽減アシスト装置は、車体速度と物体までの距離に応じて、3 段階での警告・制御を行います。物体までの距離が離れている場合は、モニター表示や回転灯・ブザー音でオペレーターや 周囲の作業者に警告し、距離が近接した場合には、エンジン回転数やブレーキを自動制御して車体を減速あるいは停止することで、衝突被害の軽減を支援します。
■主な特長
1.見えにくい車体後方の物体を検知して、衝突被害の軽減を支援
物体検知センサーおよびカメラにより、車体から 6m 以内、地上から 0.6m 以上の範囲の物体を検知します。
*1 検知範囲は目安値であり、さまざまな状況により変化します。
2. 車体速度と物体までの距離に応じ、適切なタイミングでの制御を実施
衝突被害発生のリスク度合いに応じ、LEVEL1~3の各段階で警告、制御を行います。LEVEL2で十分に減速した後にブレーキが作動するため、路面材の押出しを抑制します。急な飛び出しなどの場合、LEVEL2 の減速を待たず、LEVEL3のブレーキが作動します。
*2回転灯をオプション装備した場合にのみ有効。
3. 車体前方の物体検知に対応(オプション)
前進側へのオプション装備も可能。前後進のレバー操作に応じ、検知方向が切り替わります。
4.注意喚起を促す回転灯を装備(オプション)
回転灯をオプション装備することで、車体周辺の作業者にも注意喚起を促し、衝突リスクの低減に寄与します。
日立建機グループは、「地球上のどこでも Kenkijinスピリットで身近で頼りになるパートナー」をめざし、引き続きお客さまの課題を解決するソリューション「Reliable solutions」をお客さまと協創し、お客さまの課題である「安全性向上」、「生産性向上」や「ライフサイクルコスト低減」に貢献していきます。
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最終更新:2021/04/1415:28