2020年12月 産業機械受注状況

2021/02/1616:02配信

1.概 要 

本月の受注高は3,829億4,700万円、前年同月比98.8%となった。


内需は、2,731億6,900万円、前年同月比104.5%となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比80.8%、非製造業向けは 同151.3%、官公需向けは同78.9%、代理店向けは同100.4%であった。 

増加した機種は、ボイラ・原動機(184.2%)、鉱山機械(156.2%)、タンク (123.3%)、プラスチック加工機械(136.8%)、ポンプ(100.8%)、圧縮機(102.5%)、 送風機(171.4%)、変速機(115.0%)、金属加工機械(136.6%)の9機種であり、 減少した機種は、化学機械(76.3%)、運搬機械(74.0%)、その他機械(59.3%)の 3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、1,097億7,800万円、前年同月比86.9%となった。

プラントは2件、25億6,600万円となり、前年同月比44.6%となった。 増加した機種は、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上で きず)、プラスチック加工機械(125.5%)、圧縮機(117.8%)、運搬機械(106.0%)、 変速機(125.7%)、その他機械(116.3%)の6機種であり、減少した機種は、ボイ ラ・原動機(78.7%)、鉱山機械(20.3%)、化学機械(82.1%)、ポンプ(35.3%)、送風機(37.8%)、金属加工機械(53.1%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機 

電力の増加により前年同月比138.7%となった。 

②鉱山機械 

窯業土石の増加により同133.7%となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

化学、石油・石炭、電気機械、外需の減少により同77.3%となった。 

④タンク 

外需の増加により同192.7%となった。 

⑤プラスチック加工機械 

繊維、外需の増加により同130.0%となった。 

⑥ポンプ 

外需の減少により同75.3%となった。 

⑦圧縮機 

外需の増加により同110.1%となった。 

⑧送風機

官公需の増加により同152.2%となった。 

⑨運搬機械 

卸売・小売の減少により同84.0%となった。 

⑩変速機 

情報通信機械、その他製造業、外需の増加により同116.6%となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼の増加により同108.7%となった。

最終更新:2021/02/1616:15

一般社団法人 日本産業機械工業会