2020年10月 産業機械受注状況

2020/12/1816:12配信

1.概 要 

本月の受注高は3,066億6,200万円、前年同月比81.7%となった。 

内需は、2,248億2,800万円、前年同月比78.3%となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比105.4%、非製造業向けは 同53.4%、官公需向けは同85.7%、代理店向けは同93.0%であった。 

増加した機種は、鉱山機械(106.4%)、タンク(471.1%)、プラスチック加工機械 (130.1%)、ポンプ(120.4%)、送風機(124.2%)、運搬機械(120.9%)、変速機 (119.8%)の7機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(53.7%)、化学機械 (81.2%)、圧縮機(99.4%)、金属加工機械(51.2%)、その他機械(71.9%)の5機種 であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、818億3,400万円、前年同月比93.1%となった。 

本月、プラント案件はなかった。 

増加した機種は、化学機械(127.3%)、プラスチック加工機械(284.5%)、変 速機(108.5%)の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(53.1%)、鉱山 機械(79.3%)、タンク(前年同月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、 ポンプ(99.0%)、圧縮機(85.0%)、送風機(30.5%)、運搬機械(30.0%)、金属加 工機械(89.8%)、その他機械(72.6%)の9機種であった(括弧の数字は前年同月 比)。 


2.機種別の動向 

①ボイラ・原動機 

電力の減少により前年同月比53.7%となった。 

②鉱山機械 

鉱業の増加により同105.1%となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

石油・石炭、官公需の減少により同91.7%となった。 

④タンク 

その他非製造業の増加により同471.1%となった。 

⑤プラスチック加工機械 

その他製造業、外需の増加により同213.2%となった。 

⑥ポンプ 

官公需の増加により同115.8%となった。 

⑦圧縮機 

外需の減少により同91.3%となった。 

⑧送風機 

官公需の増加により同118.4%となった。 

⑨運搬機械 

造船、外需の減少により同89.0%となった。 

⑩変速機 

その他製造業の増加により同118.3%となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼の減少により同66.7%となった

最終更新:2020/12/1816:32

一般社団法人 日本産業機械工業会