2020年7月 産業機械受注状況

2020/09/1111:45配信

1.概  要 

 本月の受注高は2,665億4,000万円、前年同月比77.7%となった。


内需は、2,142億6,800万円、前年同月比83.7%となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比83.5%、非製造業向けは同97.2%、官公需向けは同69.1%、代理店向けは同87.8%であった。 

増加した機種は、鉱山機械(125.7%)、送風機(139.3%)、運搬機械 (120.1%)、変速機(101.0%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機 (86.2%)、化学機械(78.9%)、タンク(29.1%)、プラスチック機械(76.6%)、ポンプ(87.4%)、圧縮機(79.6%)、金属加工機械(53.0%)、その他機械(71.0%)の8機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


外需は、522億7,200万円、前年同月比60.1%となった。 

本月、プラント案件はなかった。

増加した機種は、ポンプ(125.4%)、圧縮機(108.2%)、送風機(214.1%)、変速機(101.0%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(57.7%)、鉱山機械(今月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)、化学機械 (33.2%)、タンク(4.8%)、プラスチック機械(71.4%)、運搬機械(35.7%)、金属加工機械(52.5%)、その他機械(58.0%)の8機種であった(括弧の数字は前年同月 比)。 


2.機種別の動向 


 ①ボイラ・原動機 

非鉄金属、電力、外需の減少により前年同月比76.3%となった。 

②鉱山機械 

外需の減少により同84.2%となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

電力、官公需、外需の減少により同69.9%となった。 

④タンク 

化学の減少により同28.0%となった。 

⑤プラスチック加工機械 

自動車、その他製造業、外需の減少により同72.9%となった。 

⑥ポンプ 

その他非製造業、官公需の減少により同92.7%となった。 

⑦圧縮機 

はん用・生産用、官公需の減少により同91.5%となった。 

⑧送風機 

鉄鋼の増加により同141.6%となった。 

⑨運搬機械 

鉄鋼、情報通信、造船、電力が増加したものの、食品、運輸・郵便、卸売・小売、官公需、外需の減少により同99.8%となった。 

⑩変速機 

電力、運輸・郵便、官公需の増加により同101.0%となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼、外需の減少により同52.9%となった。 

最終更新:2020/09/1111:59

一般社団法人 日本産業機械工業会