2020年6月 産業機械受注状況

2020/08/1816:16配信

1.概  要 

本月の受注高は3,257億5,700万円、前年同月比83.8%となった。


内需は、2,516億400万円、前年同月比95.1%となった。 

 内需のうち、製造業向けは前年同月比78.5%、非製造業向けは 同98.9%、官公需向けは同131.2%、代理店向けは同89.4%であった。 

 増加した機種は、鉱山機械(168.7%)、化学機械(100.6%)、ポンプ (102.8%)、運搬機械(111.8%)、変速機(106.2%)、その他機械(122.9%)の6機 種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(76.8%)、タンク(77.3%)、プラスチッ ク機械(47.1%)、圧縮機(84.1%)、送風機(98.7%)、金属加工機械(70.0%)の 6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、741億5,300万円、前年同月比59.7%となった。 

 プラントは5件、46億9,600万円となり、前年同月比48.9%となった。

 増加した機種は、化学機械(121.5%)、圧縮機(108.6%)、変速機(124.1%) の3機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(22.9%)、鉱山機械(34.9%)、 タンク(今月の受注金額がゼロのため比率を計上できず)、プラスチック機械 (54.1%)、ポンプ(64.6%)、送風機(47.3%)、運搬機械(54.0%)、金属加工機械 (56.2%)、その他機械(25.6%)の9機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

①ボイラ・原動機 

外需の減少により前年同月比59.9%となった。 

②鉱山機械 

建設の増加により同162.4%となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

その他非製造業、外需の増加により同105.3%となった。 

④タンク 

化学、石油・石炭、外需の減少により同66.7%となった。 

⑤プラスチック加工機械 

外需の減少により同51.4%となった。 

⑥ポンプ 

外需の減少により同92.4%となった。 

⑦圧縮機 

はん用・生産用の減少により同95.6%となった。 

⑧送風機 

外需の減少により同91.0%となった。 

⑨運搬機械 

化学、運輸・郵便の減少により同89.2%となった。 

⑩変速機 

情報通信、運輸・郵便、外需の増加により同108.7%となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼、金属、自動車、外需の減少により同67.8%となった。


最終更新:2020/08/1816:34

一般社団法人 日本産業機械工業会