2020年4月 産業機械受注状況

2020/06/1614:49配信

1.概  要 

本月の受注高は3,753億7,700万円、前年同月比148.1%となった。 


内需は、3,224億2,100万円、前年同月比169.8%となった。 

内需のうち、製造業向けは前年同月比82.7%、非製造業向けは同486.8%、官公需向けは同108.4%、代理店向けは同85.3%であった。 

増加した機種は、ボイラ・原動機(716.3%)、化学機械(100.9%)、タンク(158.9%)、送風機(173.3%)、変速機(139.8%)、その他機械(113.8%)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(86.4%)、プラスチック機械(51.8%)、ポンプ(95.3%)、圧縮機(73.7%)、運搬機械(84.1%)、金属加工機械(56.2%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


外需は、529億5,600万円、前年同月比83.3%となった。 

本月、プラント案件はなかった。 

増加した機種は、ボイラ・原動機(105.5%)、タンク(5900.0%【約 59 倍】)、プラスチック機械(115.4%)、送風機(3326.3%【約33 倍】)、変速機(113.9%)、その他機械(325.2%)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(86.2%)、化学機械(46.2%)、ポンプ(77.3%)、圧縮機(61.9%)、運搬機械(55.2%)、金属加工機械 (64.6%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。 


2.機種別の動向 

 

①ボイラ・原動機 

電力の増加により前年同月比540.2%となった。 

②鉱山機械 

鉱業の減少により同86.4%となった。 

③化学機械(冷凍機械を含む) 

外需、代理店の減少により同89.7%となった。 

④タンク 

石油・石炭の増加により同171.9%となった。 

⑤プラスチック加工機械 

金属製品、自動車の減少により同81.5%となった。 

⑥ポンプ 

卸売・小売、その他非製造業、官公需、外需の減少により同90.6%となった。 

⑦圧縮機 

はん用・生産用、情報通信機械、外需の減少により同68.1%となった。 

⑧送風機 

外需の増加により同296.6%となった。 

⑨運搬機械 

外需、代理店の減少により同74.7%となった。 

⑩変速機 

その他製造業、運輸・郵便、官公需の増加により同136.1%となった。 

⑪金属加工機械 

鉄鋼、自動車、外需の減少により同58.2%となった。 

 

最終更新:2020/06/1615:00

一般社団法人 日本産業機械工業会