2020年3月 産業機械受注状況

2020/05/2615:28配信

1.概  要

本月の受注高は9,342億9,300万円、前年同月比110.1%となった。

 

内需は、5,816億7,900万円、前年同月比112.9%となった。

内需のうち、製造業向けは前年同月比82.4%、非製造業向けは同93.1%、官公需向けは同403.7%、代理店向けは同99.9%であった。

増加した機種は、化学機械(100.9%)、ポンプ(139.0%)、送風機(107.9%)、運搬機械(195.6%)、変速機(109.1%)、金属加工機械(153.0%)、その他機械(253.7%)の7機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(84.2%)、鉱山機械(10.5%)、タンク(62.8%)、プラスチック機械(67.2%)、圧縮機(97.7%)の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。

 

外需は、3,526億1,400万円、前年同月比105.6%となった。

プラントは2件、67億6,600万円となり、前年同月比4.8%となった。

増加した機種は、ボイラ・原動機(175.0%)、鉱山機械(215.6%)、タンク(122.7%)、プラスチック機械(131.7%)、圧縮機(108.7%)、送風機(134.8%)、運搬機械(162.5%)、その他機械(272.8%)の8機種であり、減少した機種は、化学機械(53.5%)、ポンプ(84.8%)、変速機(97.8%)、金属加工機械(37.9%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。


2.機種別の動向

 

①ボイラ・原動機

外需の増加により前年同月比109.8%となった。

②鉱山機械

建設の減少により同12.3%となった。

③化学機械(冷凍機械を含む)

外需の減少により同71.2%となった。

④タンク

石油・石炭の減少により同66.9%となった。

⑤プラスチック加工機械

繊維、自動車が減少したものの外需の増加により同100.2%となった。

⑥ポンプ

官公需、代理店の増加により同127.3%となった。

⑦圧縮機

外需の増加により同102.7%となった。

⑧送風機

官公需の増加により同108.8%となった。

⑨運搬機械

電力、運輸・郵便の増加により同187.2%となった。

⑩変速機

官公需の増加により同107.2%となった。

⑪金属加工機械

外需の減少により同86.0%となった。

最終更新:2020/05/2615:36

一般社団法人 日本産業機械工業会