日本建設機械工業会 2020年3月度建設機械出荷金額統計

2020/05/1214:46配信

令和2年4月30日
一般社団法人 日本建設機械工業会
統計調査部会

3月の建設機械出荷金額は、内需は0.6%増加の1,244億円、外需は30.3%減少の1,233億円、総合計では17.6%減少の2,477億円となりました。その結果、内需は2カ月連続の増加、外需は8カ月連続の減少となりました。総合計では8カ月連続の減少となりました。

 内需について機種別に見ると、トラクタ1.7%増加の136億円、ミニショベル8.7%増加の99億円、建設用クレーン6.4%増加の326億円、道路機械61.6%増加の50億円、トンネル機械6億円の5機種と補給部品7.0%増加の119億円が増加し、内需全体では0.6%の増加となりました。

 外需について機種別に見ると、コンクリート機械63.5%増加の1億円は増加したものの、その他9機種と補給部品が減少しました。地域別に見ると、中近東が3ヶ月連続で増加したものの、その他8地域が減少し、外需全体では30.3%の減少となりました。


 2019年度の建設機械出荷金額は、総合計は10.9%減少の2兆5,010億円で3年振りの減少となりました。内需は2.8%増加の1兆200億円、外需は18.4%減少の1兆4,810億円となり、内需は2年連続の増加、外需は3年振りの減少となりました。

 内需について機種別に見ると、油圧ショベル4.5%増加の2,826億円、建設用クレーン3.8%増加の1,986億円、道路機械12.4%増加の402億円、コンクリート機械9.2%増加の309億円、油圧ブレーカ圧砕機0.5%増加の206億円、その他建設機械3.2%増加の742億円の6機種と補給部品5.1%増加の1,245億円が増加し、内需全体では2.8%の増加となりました。

 外需について機種別に見ると、ミニショベル0.2%増加の231億円、建設用クレーン1.6%増加の852億円、コンクリート機械38.4%増加の13億円、基礎機械13.0%増加の48億円の4機種が増加したものの、トラクタ27.3%減少、油圧ショベル22.5%減少など5機種と補給部品が2桁減少しました。

 地域別に見ると、アジア、中国、オセアニア、中近東(含エジプト)、欧州、アフリカ、北米、中南米、CISその他東欧の全9地域が減少し、外需全体では18.4%の減少となりました。


(参考)工業会の概要

会 長 小川 啓之(コマツ 代表取締役社長(兼)CEO)
所在地 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館2階
会 員 正会員(建設機械製造会社)63社、賛助会員51社

建設機械出荷金額統計(2020年3月)

最終更新:2020/05/1215:01

一般社団法人 日本建設機械工業会