-建設現場のデジタルトランスフォーメーション実現を加速スマートコンストラクション・レトロフィットキットの導入開始

2020/03/1115:05配信

2020 年 3 月 10 日

 コマツ(社長:小川啓之)は、建設現場で稼働している既存の従来型建機に、3D-マシンガイダンス機能やペイロード機能などのICT機能を提供する後付けキット「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」を2020年4月下旬より株式会社ランドログ(社長:井川甲作)を通して、日本国内に導入開始します。 

 コマツは、昨年 4 月よりスタートした新中期経営計画「DANTOTSU Value – FORWARD Together for Sustainable Growth」において、モノ(機械の自動化・自律化)とコト(施工オペレーションの最適化)で、施工のデジタルトランスフォーメーションを起こし、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」の実現を目指しています。 

 一方で、現在、日本の建設現場で稼働する建機の98%以上は、ICT機能を有さない従来型建機であり、 「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」は、既存の従来型建機に取り付けることで、 3D-マシンガイダンスやペイロード機能などICT建機と同程度*1のICT機能を利用できるようにするも のです。 

 建設現場におけるデジタルトランスフォーメーションの実現を加速させるために、「スマートコンス トラクション・レトロフィットキット」は、コマツ製の建機だけでなく、油圧ショベルであれば機種を問わず後付け可能です。またお客さまがICT機能をより利用しやすいように、3D施工時に必要な「GNSS補正情報配信サービス」や3D設計データの送信や施工履歴を管理するスマートコンストラク ション・レトロフィットキット用アプリ「SMARTCONSTRUCTION Pilot」を併せて開発・提供します。同アプリは市販のタブレットをモニターとして利用いただけるようにするなどし、「スマートコンストラ クション・レトロフィットキット」の利便性を高めるとともに低価格でのご提供を実現致しました。 

 コマツは「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」により従来型建機のデジタル化を促進し、施工のデジタルトランスフォーメーションによる、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場」の早期実現に取り組んでまいります。 

◆スマートコンストラクション・レトロフィットキットの内容 

<1.主な機能と特徴> 

・3D設計データによる3Dマシンガイダンスを利用した施工 

・ペイロードメータ*2(オプション) 

・油圧ショベルであれば機種を問わず後付け可能 

・予定価格70万円(消費税、取付費用は含みません) 

・提供開始時期 2020 年 4 月下旬より(順次対象機種を拡大予定)  

*1:国土交通省 i-Construction の ICT 活用工事における ICT 建機に必要とされる機能 

*2:ペイロードメータオプションについては、機種毎のパラメーター設定が必要なため、導入初期はコマツの機種のみが対象予定

注 1) 

・タブレットおよびLTEルータは、「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」には含まれません。 

・現在ご使用中のタブレットおよびLTEルータをご利用になるか、別途購入通信契約が必要です。 


注 2) アプリのデザインは変更される場合があります。 


お問い合わせ先:コマツ コーポレートコミュニケーション部 

〒107-8414 東京都港区赤坂 2-3-6 

TEL:03-5561-2616 

URL:https://home.komatsu/jp/ 

ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。

最終更新:2020/03/1115:55

株式会社小松製作所