建設工事受注動態統計調査報告(令和元年12月分・確報)
公共機関からの受注工事(1件500万円以上の工事)
12月の公共機関からの受注工事額は1兆1,061億円で,前年同月比3.0%増加 した。うち「国の機関」からは3,584億円で,同14.4%増加し,「地方の機関」からは7,477億円で,同1.7%減少した。
12月の公共機関からの受注工事額は,1兆1,061億円。
・前年同月比 3.0%増,10か月連続の増加
1.発注機関別
1)国の機関 「国の機関」からの受注工事額は,3,584億円であった。
・前年同月比 14.4%増,4か月連続の増加。
①国は,1,605億円。(同 39.0%増,4か月連続の増加)
②独立行政法人は,681億円。(同 98.1%増,先月の減少から再び増加)
③政府関連企業等は,1,298億円。(同 20.6%減,4か月ぶりの減少)
2)地方の機関 「地方の機関」からの受注工事額は,7,477億円であった。
・前年同月比 1.7%減,先月の増加から再び減少。
①都道府県は,2,945億円。(同 13.6%減,先月の増加から再び減少)
②市区町村は,3,413億円。(同 1.5%増,3か月ぶりの増加)
③地方公営企業は,745億円。(同 17.0%増,先月の減少から再び増加)
④その他は,373億円。(同 91.8%増,8か月ぶりの増加)
2.工事分類別
工事分類別にみると,受注工事額の多いのは「道路工事」3,182億円,「教育・病院」 1,289億円,「治山・治水」1,190億円であった。
3.発注機関別・工事分類別
発注機関別・工事分類別にみると,受注工事額の多いのは,都道府県の「道路工事」 1,075億円,政府関連企業等の「道路工事」927億円,都道府県の「治山・治水」834億円で あった。
民間等からの受注工事
1.建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)
12月の建築工事・建築設備工事の受注工事額は1兆1,472億円で,前年同月比21.8%増加した。
12月の建築工事・建築設備工事の受注工事額は,1兆1,472億円。
・前年同月比 21.8%増,先月の減少から再び増加
1)発注者別
①農林漁業は,0億円。(同 100.0%減,4か月連続の減少)
②鉱業,採石業,砂利採取業,建設業は,851億円。(同 168.1%増,2か月連続の増加)
③製造業は,2,193億円。(同 26.8%増,先月の減少から再び増加)
④電気・ガス・熱供給・水道業は,263億円。(同 124.9%増,6か月連続の増加)
⑤運輸業,郵便業は,892億円。(同 321.2%増,5か月ぶりの増加)
⑥情報通信業は,303億円。(同 263.8%増,先月の減少から再び増加)
⑦卸売業,小売業は,531億円。(同 58.0%増,4か月ぶりの増加)
⑧金融業,保険業は,216億円。(同 138.7%増,3か月ぶりの増加)
⑨不動産業は,4,559億円。(同 68.4%増,3か月ぶりの増加)
⑩サービス業は,1,449億円。(同 60.9%減,3か月ぶりの減少)
⑪その他は,216億円。(同 197.5%増,先月の減少から再び増加)
2)工事種類別
工事種類別にみると,受注工事額の多いのは「事務所」2,479億円,「住宅」2,306億円, 「工場・発電所」2,099億円であった。
3)発注者別・工事種類別
発注者別・工事種類別にみると,受注工事額の多いのは,不動産業の「住宅」2,154億 円,製造業の「工場・発電所」1,750億円,不動産業の「事務所」957億円であった。
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最終更新:2020/02/1318:18