建設工事受注動態統計調査報告(令和元年11月分・確報)
公共機関からの受注工事(1件500万円以上の工事)
11月の公共機関からの受注工事額は1兆970億円で,前年同月比7.2%増加し た。うち「国の機関」からは3,637億円で,同21.3%増加し,「地方の機関」 からは7,333億円で,同1.3%増加した。
11月の公共機関からの受注工事額は,1兆970億円。
・前年同月比 7.2%増,9か月連続の増加。
1.発注機関別
1)国の機関
「国の機関」からの受注工事額は,3,637億円であった。
・前年同月比 21.3%増,3か月連続の増加。
① 国は,1,524億円。(同 21.0%増,3か月連続の増加)
② 独立行政法人は,524億円。(同 2.7%減,3か月ぶりの減少)
⓷ 政府関連企業等は,1,589億円。(同 32.5%増,3か月連続の増加)
2)地方の機関
「地方の機関」からの受注工事額は,7,333億円であった。
・前年同月比 1.3%増,先月の減少から再び増加。
① 都道府県は,2,814億円。(同 21.3%増,先月の減少から再び増加)
② 市区町村は,3,183億円。(同 6.7%減,2か月連続の減少)
⓷ 地方公営企業は,1,004億円。(同 9.3%減,先月の増加から再び減少)
④ その他は,332億円。(同 17.6%減,7か月連続の減少)
2.工事分類別
工事分類別にみると,受注工事額の多いのは「道路工事」3,438億円,「治山・治水」 1,367億円,「教育・病院」1,179億円であった。
3.発注機関別・工事分類別
発注機関別・工事分類別にみると,受注工事額の多いのは,政府関連企業等の「道路工 事」1,192億円,都道府県の「道路工事」876億円,市区町村の「道路工事」770億円であっ た。
民間等からの受注工事
1.建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)
11月の建築工事・建築設備工事の受注工事額は6,564億円で,前年同月比 8.1%減少した。
11月の建築工事・建築設備工事の受注工事額は,6,564億円。
・前年同月比 8.1%減,先月の増加から再び減少。
1)発注者別
① 農林漁業は,9億円。(同 89.8%減,3か月連続の減少)
② 鉱業,採石業,砂利採取業,建設業は,525億円。(同 569.8%増,3か月ぶりの増加)
⓷ 製造業は,1,230億円。(同 14.6%減,先月の増加から再び減少)
④ 電気・ガス・熱供給・水道業は,277億円。(同 185.8%増,5か月連続の増加)
⑤ 運輸業,郵便業は,346億円。(同 19.3%減,4か月連続の減少)
⑥ 情報通信業は,62億円。(同 36.9%減,3か月ぶりの減少)
⑦ 卸売業,小売業は,129億円。(同 69.5%減,3か月連続の減少)
⑧ 金融業,保険業は,72億円。(同 21.4%減,2か月連続の減少)
⑨ 不動産業は,2,531億円。(同 16.3%減,2か月連続の減少)
⑩ サービス業は,1,361億円。(同 5.7%増,2か月連続の増加)
⑪ その他は,22億円。(同 75.3%減,先月の増加から再び減少)
2)工事種類別
工事種類別にみると,受注工事額の多いのは「住宅」1,938億円,「工場・発電所」1,271 億円,「教育・研究・文化施設」707億円であった。
3)発注者別・工事種類別
発注者別・工事種類別にみると,受注工事額の多いのは,不動産業の「住宅」1,917億 円,製造業の「工場・発電所」924億円,サービス業の「教育・研究・文化施設」625億円で あった。
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最終更新:2020/01/1417:05