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日野自動車 自然と地域と共生する工場へ ~古河工場「ビオトープKOGA」誕生までの歩み~
日野自動車の古河工場は、2026年6月30日に地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定を受け、2026年7月29日にさいたま新都心合同庁舎で認定証を授与されました。「自然共生サイト」は民間企業や自治体、団体などの取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)が認定する制度です。古河工場は、敷地内のビオトープを活用した生き物の保全活動や適切な管理、地域の児童たちへの環境学習の取り組みが評価され、認定を受けました。古河工場は茨城県古河市に位置し、大型・中型トラック製造の中核を担っている工場です。また、「自然と地域と共生する工場」をテーマに、2017年から地域に自生する樹種を中心とした本物の森づくりに取り組み、2024年にはビオトープ※1が誕生しました。ものづくりの拠点でありながら、豊かな自然とともに歩み続ける古河工場のこれまでの取り組みをご紹介します。※1 動物や植物が恒常的に生活できるように造成または復元された生息空間で、ギリシャ語で生き物(bio)と場所(top)を意味する合成語 令和8年度第1回自然共生サイト認定証授与式左から、安全環境推進部 部長 八木亮親さん、関東環境局 局長 庄子真憲さん、ものづくり支援部 片野史朗さん、脇田代天さん 1. ビオトープKOGA誕生――――古河工場が育む「緑と水の共生」古河工場のある茨城県古河市は、渡良瀬川や利根川などの豊かな水辺に恵まれた街です。平坦な地形に広がる豊かな自然環境と産業が調和するまちづくりを目指すこの地で、古河工場は「自然と地域と共生する工場」をテーマに掲げ、地域に自生する植物・樹種による森づくりや、多様な生物の生息、生育環境の保全に取り組んでいます。――――105㎡の小さな池誕生工場の北側緑地では、「Plant planters planting plants for the planet」(工場で働く人々による地球のための植樹)を合言葉に、2017年より従業員自らの手で植樹活動を続けてきました。地域に自生する樹種を中心に、これまでに約1万本(2026年8月現在)を植樹しています。年を重ねるごとに木々は育ち、さまざまな生き物が住み着くことで、豊かな自然環境が少しずつ形づくられていきました。2021年、古河工場は自然と共生する工場の国内モデル工場として、日野自動車独自の認定制度「フォレスト認定※2」の取得を目指すことになりました。認定条件は「緑と水の活用」です。北側緑地には豊かな緑が育っていましたが、水辺はありませんでした。こうして、池を造る計画がスタートしました。池の水も自然由来にこだわり、池から一番近い工場の屋根の雨水を貯水タンクに蓄え、地下配管を通じて池へ流し込む仕組みを整備しました。タンク1基の容量は約8〜9tで、4基分の雨水で池が満水(約30〜35t)になります。この仕組みにより、池の水源は完全に雨水だけでまかなわれ、造成から約2ヶ月で満水になりました。ビオトープの構想から完成まで約3年の歳月をかけ、2024年12月、工場の北側緑地にこれまでなかった緑と水が融合するビオトープ空間が誕生しました。この面積105㎡の小さな池を「みんなの池」、このエリア全体を「ビオトープKOGA」と名付けました。※2 自然と共生する工場を社内認定する制度 従業員による植樹 デザインセンター考案によるロゴマーク ――――調整池という"もう一つの命の場所"「みんなの池」の生き物を育んでいるのが、工場南側にある調整池です。調整池は、工場建設時に整備され、近くの仁連川とつながっています。大雨の際に河川の氾濫を防ぐ防災の役割も担うこの調整池には、川を通じて生き物が自然に行き来し、魚をはじめ多様な生き物が繁殖しています。ここで採集した生き物を、毎年6月の生物放流式で、地域の子供たちと一緒に「みんなの池」に放流しています。過去には、外来種であるウシガエルとアメリカザリガニが大量に生息するという問題も起きました。その際も、地域の子どもたちと協力しながら水生植物の植栽など生息環境の改善に取り組んだ結果、外来種の数を大きく減らすことに成功しました。 南側 調整池
2026/08/10 10:19 日野自動車株式会社
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日野自動車、古河工場が環境省「自然共生サイト」に認定
~生物多様性の保全を通じてネイチャーポジティブの実現に貢献~ 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:サティヤカーム・アーリャ、以下 日野)の古河工場(所在地:茨城県古河市)は、このたび環境省の「自然共生サイト」に認定されました。 「自然共生サイト」は、民間企業や自治体、団体などの取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を環境省が認定する制度です。2022年12月に生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」における国際目標「30by30」では、2030年までに陸域・海域の30%以上を健全な生態系として保全することが掲げられており、日本においても環境省が2023年度から自然共生サイトの認定取り組みを開始しました。認定区域は、この目標の達成に貢献する区域として位置付けられています。 ■認定サイトについて 古河工場は、「自然と地域と共生する工場」をテーマに掲げ、工場敷地内のビオトープを活用し、生物多様性の保全や自然環境の維持・再生、地域への環境学習の機会の提供に継続的に取り組んできました。<目標>外来種を増やさずに在来の生き物を保全し、生息場所を広げ、生物多様性をより豊かにすること。ビオトープを地域へと還元し、自然とのふれあいや環境学習の出来る場所として提供することにより、地域との繋がりを強め、未来へ繋がる活動にしていくこと。 具体的には、下記の活動を実施、推進しています。<多様な生き物が生育・生息できる環境づくり> 工場の北側緑地では、「Plant planters planting plants for the planet」(工場で働く人々による地球のための植樹)を合言葉に、2017年度より現在に至るまで、地域に自生する樹種を中心とした本物の森づくりを継続して行ってきました。 2024年には、湿地帯の無かった北側緑地に105㎡の池を造成。「緑と水の融合するビオトープ空間」が誕生しました。このビオトープが誕生して以降、ギンヤンマなどのトンボの飛来や、放流されたミナミメダカが多数繁殖するようになり、トウキョウダルマガエルの鳴き声も池の至る所から聞こえてくるなど、生物多様性がより豊かになりました。<環境学習のフィールドづくり> 当初より当地に自生していた木々や植物も大切に保全しながら、環境学習の際はフィールドとしても有効に活用しています。 クヌギやコナラなどの木々から落ちたどんぐりを拾う体験や、木々と鳥や昆虫などとの生態系の関わりについて学びを得るなど、敷地内のあらゆる自然環境を利用、2026年には直射日光や風雨を凌ぐための東屋をビオトープエリアに設置するなど、子どもたちが安心して、安全に学びや気づきを得ることのできるフィールドづくりを進めてきました。<環境学習イベントの開催> 生物多様性の森を次世代へと還元し、地域と共に学び、成長する工場であり続けるために、地域の小学生児童たちと行う「卒業記念植樹」や「生物放流式」、「夜の昆虫観察会」など、季節の特性に応じた学習イベントを企画、開催することにより、地域の子どもたちへ‟生き物について学ぶ"貴重な機会を提供しています。 これらの取り組みや継続的な管理活動が評価され、このたび自然共生サイトとして認定されました。■ 認定の概要サイト名称: 日野自動車ビオトープKOGA英語名 : Hino Motors,Ltd Biotope KOGA認定区域 : 日野自動車 古河工場所在地 : 茨城県古河市名崎1番地認定面積 : 7.7ha認定時期 : 2026年6月 北側緑地ビオトープ 南側調整池 ビオトープKOGA ロゴマーク
2026/07/01 12:15 日野自動車株式会社
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