3Dプリンターが建機に!ドバイで世界最大の“2階建てプリント建物”が完成
世界では建物などの建設に使われる大型3Dプリンターを開発する企業が続々と生まれています。
中でもエーピス・コー(apis cor)は、タワークレーンを小型化したような旋回式の3Dプリンターを開発。厳寒の地で48時間で低コスト住宅を「プリント」した企業として知られています。
エーピス・コーの旋回式3Dプリンター(以下の写真、資料:Courtesy of apis cor)
厳寒の地で「プリント」された低コスト住宅
同社はこのほど、この3Dプリンターを使い、ドバイで新たな建物を完成させました。その規模は2階建てで、
ナ、ナ、ナ、ナント、
高さ9.5m、面積640m2
とビッグです。同社によると、3Dプリンターを使って基礎からそのまま立ち上げた“プリント建物”としては、世界最大規模とのことです。(apis cor の英文プレスリリースはこちら)
ドバイで建設された世界最大の“プリント建物”
施工時の現場全景。3Dブリンターはクレーンで移動させながら造形した
建設に使われた旋回式3Dプリンター
それによると基礎は在来工法で造り、その上で3Dプリンターをクレーンで移動させながら壁などを造形していったそうです。造形には、「石こうベースの材料」を使いました。
造形に当たって現場をカバーで覆うことなく、温度や湿度の制御が難しい環境下で、作業を行いました。
まず1階部分を造って床となるプレキャストスラブを設置した後、その上に3Dプリンターを載せて2階部分の壁などを造形しました。
開口部の施工では、足場材を使って支えとなる型枠を設置した
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最終更新:2019/12/1915:51