タカタ製エアバッグ・インフレータ破損の不具合に関する調査指示について
国土交通省
オーストラリアにおいて、タカタ製エアバッグ・インフレータの異常破裂が原因と疑われる死亡・重症事故が発生し、当該インフレータを搭載した自動車のリコール届出が新たに行われたことを受けて、自動車局は、当該インフレータを搭載した車両を製作した自動車メーカー等7社に対し、早急に原因究明及びリコール等の市場措置の要否について検討し、結果を報告するよう指示しました。
タカタ製エアバッグ・インフレータについては、ガス発生装置(インフレータ)が異常破裂し、金属片が飛散する不具合が発生しているため、平成21年以降、リコールを実施しているところです。
11月7日、オーストラリア競争・消費者委員会(Australian Competition & Consumer Commission) は、BMW社より、運転席のエアバッグ・インフレータが異常破裂するおそれがあるとして、リコール届出があった旨を公表しました。
なお、同委員会は、関係機関と連携し、同国内で発生したエアバッグ・インフレータの異常破裂が原因と疑われる事故(死亡事故1件、重傷事故1件を含む。)について調査を行っております。
このリコール届出の対象であるエアバッグ・インフレータは1995年~1999年の間に製造されたものであり、これまでに原因が判明し、リコールの対象となっている硝酸アンモニウムをインフレータに用いたタイプではないことから、異常破裂の原因についても明らかとなっておりません。
このため、国土交通省では、11月27日、当該異常破裂のおそれがある型式のエアバッグ・インフレータ(以下「対象インフレータ」といいます。)を搭載した車両を製作した自動車メーカー等7社に対し、 早急に原因の究明を行い、原因が特定され次第、リコール等の市場措置の要否を検討し、その結果を報告するよう指示するとともに、12月6日、道路運送車両法に基づき、文書にてその旨を指示しました。
【対象インフレータが搭載されている車両を製作している自動車メーカー等】
・ スズキ株式会社
・ トヨタ自動車株式会社
・ ビー・エム・ダブリュー株式会社
・ 本田技研工業株式会社
・ マツダ株式会社
・ 三菱自動車工業株式会社
・ 三菱ふそうトラック・バス株式会社
添付資料
報道発表資料(PDF形式:149KB)
参照条文(PDF形式:94KB)
【お問い合わせ先】
審査・リコール課リコール監理室 多田、片山
代表:03-5253-8111 (内線:42351 、42363) 直通:03-5253-8597、FAX:03-5253-1640
出典:国土交通省 (http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003577.html)
最終更新:2019/12/0615:40