3年でBIM導入が急増!日事連が中小事務所のBIM活用実態を解明
BIMを導入した時期については、
3年以内が約6割
5年以内が約8割となっていました。
日事連の会員企業では今、BIM導入が急ピッチで進みはじめているという見方もできるでしょう。
ここ数年、BIM関係のセミナーやイベントが地方都市でも活発に開催されるようになった時期とよく一致していますね。
職員の中でBIMを使っている人数については「1人」が最も多く、約3割を占めていました。「3人以内」だと約7割になります。まずは“BIMのパイオニア”たちががんばって、徐々に事務所内でユーザーが広がっていく感じが読み取れます。
BIMを導入した時期
BIMを使っている人の数
BIMを導入した効果については、「効果があった」が約6割、「効果を実感している」が約3割と、以前の調査に比べるとBIM効果を高く感じている人が多いようです。
BIM導入の効果
最後にBIMを導入しない企業の考え方としては、「BIMソフトの購入にコストがかかる」という答えが約5割もあり、「BIMを操作できる人材の不足」など人の問題を指摘する人が約3~4割いました。さらに「経営者として、現状では必要性を感じない」という人が約3割もいました。
BIMを導入しない理由
これらのアンケート結果を見ていると、なんとなく「BIM活用実態調査レボート2011年版」と同じような傾向を感じました。
約10年前にBIMのアーリーアダプターだった企業は今、BIM活用によって設計の自動化やVR(バーチャルリアリティー)や3Dレーザースキャナーなど、新しい価値を創造しています。
日事連の調査からは、最近、BIMを導入した事務所も、同様な変革を遂げていくのではと感じた次第です。
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最終更新:2019/11/2018:09