3Dプリンターで無人建築ロボを開発!前田建設のファンタジー営業部が本気に

2019/07/0210:30配信

前田建設ファンタジー営業部と言えば、「マジンガーZ」をはじめ「銀河鉄道999」や「機動戦士ガンダム」、「宇宙戦艦ヤマト」などのアニメに登場する秘密基地や巨大構造物を実際に建設すると、どれだけのコスト・工期でできるのかを、マジに追求するストーリーで人気を博してきました。

そして、前田建設工業と言えば、2018年に開設したオープンイノベーション型研究施設「ICIラボ」で、実物の建物を建設するコンクリート3Dプリンターを開発していることでも知られています。

バーチャル・シンガポールのイメージ(資料:NRF)

ロボットアーム型のコンクリート3Dプリンター/門型クレーンタイプのコンクリート3Dプリンター(以下の写真、資料:前田建設工業)



このほど、前田建設工業はサムライインキュベートと共同で、ファンタジー営業部でつちかったチャレンジ精神と、コンクリート3Dプリンター技術を合体したリアルな開発プログラムをスタートさせました。

その究極の目標は、コンクリート3Dプリンターを

ナ、ナ、ナ、ナント、



無人巨大建築ロボット



へと進化させる、画期的なプロジェクトなのです。(ICIリアルファンタジー営業部からのアイデア募集はこちら

国土交通データプラットフォームの利活用イメージの一つ、「スマートシティ」

3Dプリンター技術を使って、都心にタワーマンションを建設する「無人巨大建築ロボット」のイメージ図

これは「ICIリアルファンタジー営業部 BootCamp」と題したプログラムの第1回目となるプロジェクトです。

コンセプトは、「ある日、敷地に巨大建築ロボが出現し、無人のまま建物の印刷を開始する。基礎も自動的に構築。躯帯と仕上げ工事は同時進行で進み、資材は陸送や空輸で切れ目なく無駄なく到着する」というもの。

まさに、省人化や生産性向上を徹底追求した、未来の建設技術を目指していることがうかがえます。苦難にもめげず、様々なファンタジー営業部企画を実現してきた同社らしい取り組みですね。

具体的には(1)コンクリートを使った3Dプリンティング活用に向けた“技術課題”の解決、(2)3Dプリンティングを活用した建設物の“新設”、(3)3Dプリンティングを活用した建設物の“補修・補強”、(4)3Dプリンティング技術を核とした“無人巨大建築ロボット”という4つがテーマとなります。

これらのテーマについて、企業を目指す個人や、研究機関、スタートアップ企業などがらアイデアを募集し、優れたアイデアには



出資や実験施設の提供



出資やICIラボの実験施設を提供するなどの支援を行います。

ドローンによる荷物配送のイメージ

ICIリアルファンタジー営業部からの募集告知

VR・ARによる観光振興のイメージ

アイデアを募集する4つのテーマ

われと思わん方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最終更新:2019/11/2018:08

株式会社イエイリ・ラボ