360°カメラで現地調査を一本化!依頼者と職人を直結するクラウドサービスが登場
マンションのリフォームを検討するとき、お声がけした施工会社ごとにやって来て室内を調査し、プランや見積もりを出すという流れが一般的でした。
そのため、見積もりまでに手間ひまがかかるので、価格はどうしても高めになってしまいます。
そこで、FURUEL(本社:大阪市)クラウドシステムを利用してこれらの手間を省き、依頼者と職人を直接つなぐことでリフォーム費用を抑えるサービス「REMODERA」を2019年7月1日に開始することになりました。
「REMODERA」のウェブサイト(以下の資料:FURUEL)
依頼者と職人をクラウドでつなぐREMODERAのサービス概念図
リフォームの依頼者はREMODERAのウェブサイト上の入力フォームに部屋の図面データを張り付けるだけ。するとREMODERAのスタッフがやって来て
ナ、ナ、ナ、ナント、
高画質360°カメラ
で室内を撮影し、現地調査を一回で済ませてくれるのです。(FURUELのプレスリリースはこちら)
REMODERAの画面
リフォーム依頼者は図面を張り付けるだけ。するとREMODERAが現地調査を1回で済ませる
現地調査データはクラウドによって職人側に提供されるので、現地に行かなくても部屋の状況を確認することができます。
そしてスケジュールが空いている職人を募集することで、スムーズにマッチングを行うことができ、着工も早まるというわけです。
REMODERAによるマッチングのイメージ
依頼者は、いちいち打ち合わせしなくても、ウェブサイト上で壁紙の色や種類を自由に選んだり、予算に応じてリフォーム内容を柔軟に変更したりすることができます。
工事の完成チェックはREMODERAの運営本部が行うため、品質の心配もありません。そして職人に対する評価制度を導入しているので、腕の確かな職人を選んで工事を頼めるのです。
クラウドによって手間ひまを省いた結果、リフォーム費用は
約20%も削減
することができます。
コスト削減のイメージ。見積書も内訳が明確だ
当面は賃貸マンションの現状回復リフォームを想定し、ユーザーをマンションオーナーや不動産管理会社に限定します。まずは大阪でサービスを開始し、2019年末ごろには東京23区でサービスを開始するとのことです。
さらに今後は、AR(拡張現実)技術を使って完成イメージを確認できる機能や自動採寸機能の導入、さらには多言語化による外国人労働者とのマッチング機能なども拡張していきます。
職人さんも、現地調査が空振りに終わったりすることがなく、現場での施工に集中できるのでありがたいですね。
最終更新:2019/11/2018:08