住友建機 「金属スクラップ専用荷重計測機能 HAKALINA(ハカリナ)」の発売について

2025/03/1812:01配信

住友建機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:三觜 勇 以下、「住友建機」)は、SH330LC-7  マテリアルハンドリング仕様機(MH仕様)のオプションとして、「金属スクラップ専用荷重計測機能 HAKALINA(ハカリナ)」を3月18日に発売します。

マテリアルハンドリング仕様機(MH仕様)とは、油圧ショベルに発電機と制御盤を搭載し、アーム先端部にマグネット等を装着することで、大量のスクラップを短時間に効率良く扱うことが出来る機械です。


本機能は、油圧ショベルの各部に取り付けられたセンサを用いてマグネットに吸着した金属スクラップの荷重を計測し、キャブ内に装着されたモニター上に荷重を表示します。これによりオペレータの積込作業をサポートし、積込後の台貫調整の回数が1回以下に抑えられ、金属リサイクルの現場における生産性を大幅に向上させることが可能となります。また、本機能は後付けキットにも対応しており、お客様が既にお持ちのSH330LC-7 マテリアルハンドリング仕様機(MH仕様)に装着することも可能です。


1. 製品の主な特長
① 台貫での調整回数を1回以下に抑える
金属リサイクルの現場では、トレーラーに積み込んだ金属スクラップの重量を台貫で計測した後、過不足を調整するために積込場と台貫を何度も往復することが生産性を下げる大きな要因となっています。本機能を活用することで積込量の目安が簡単に把握できるようになる為、オペレータの技量にかかわらず高精度な調整作業が可能となり、過不足調整の回数を低減し生産性を大きく向上させることが可能となります
※本機能は、計量法に準拠した製品ではありません。正確な計量は台貫(トラックスケール)を用いて行ってください。


②スピードモードと調整モードの使い分けで、作業性と精度を両立
荷重計測では、普段通りの積込作業でテンポよく計測が可能な「スピードモード」と、アタッチメント操作の速度を抑え、持ち上げ高さを増やすことで精度の良い計測が可能な「調整モード」の2種類のモードを用意。前半の積込をスピードモード、台貫計測後の過不足調整を調整モードと使い分けることで、作業速度を極力落とさずに精度よく積込作業を行うことが可能です。


③台貫補正機能による精度の向上
金属リサイクルの現場では、出荷の際は必ず台貫を使って正確な荷重を計測することから、その台貫計測値を元に計測精度を補正する機能を搭載しました。台貫で計測する毎に、オペレータのくせやスクラップの性質により生じる計測のズレを補正し、高い精度で荷重計測を続けることが可能です。


④ シンプルで分かりやすい画面操作
本機能はAndroidタブレットにアプリをインストールすることでお使い頂けます。
本機能専用に開発したアプリにより、目標までの積込量や計測履歴などが一目で分かる直感的な画面構成となっています。計測結果の取消や、モードの切り替えなども容易に行えるインターフェースとなっており、どなたでも簡単にご使用いただけます。
※タブレットおよびタブレット固定用マウントはお客様にてご用意ください。


2. 発売時期
2025年3月18日


3. 販売価格
250万円(新車オプション税別価格)


4.販売目標台数
年間25台


5. 問い合わせ先
住友建機販売(株)営業企画部 TEL :050-9001-6446


最終更新:2025/03/1812:14

住友建機株式会社

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