2022年 環境装置受注状況 (2022年1~12月)
2023年2月
一般社団法人日本産業機械工業会
2022年の環境装置受注は、民需が増加したものの、官公需と外需の減少により、前年比▲4.7%減の6,116億円となり、2年連続で前年を下回った。
1.需要部門別の動向
①製造業
化学、その他向け産業廃水処理装置、鉄鋼向け集じん、非鉄金属向け事業系廃棄物処理装置が増加し、前年比29.2%増の528億円となり、2年連続で前年を上回った。
②非製造業
その他向け事業系廃棄物処理装置が増加し、前年比23.1%増の 686億円となり、3年ぶりに前年を上回った。
③官公需
下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置が減少し 、前年比 ▲6.8%減の4,794億円となり、2年連続で前年を下回った。
④外需
排煙脱硝装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置が減少し、前年比▲65.5%減の107億円となり、5年連続で前年を下回った。
2.装置別の動向
①大気汚染防止装置
集じん装置の鉄鋼向けが増加し、前年比6.5%増の256億円とな り、3年ぶりに前年を上回った。
②水質汚濁防止装置
下水汚水処理装置の官公需が減少し、前年比▲7.1%減の 1,937億円となり、2年ぶりに前年を下回った。
③ごみ処理装置
都市ごみ処理装置の官公需、海外向けが減少し、前年比 ▲4.6%減の3,894億円となり、2年連続で前年を下回った。
④騒音振動防止装置
騒音防止装置のその他製造業向けが増加し、前年比125.6%増 の28億円となり、2年ぶりに前年を上回った。
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最終更新:2023/03/0216:42