2021年 環境装置受注状況(2021年1~12月)
2021年2月
一般社団法人日本産業機械工業会
2021年の環境装置受注は、官公需の減少により、前年比96.9%の6,421億円となり、2年ぶりに前年を下回った。
1.需要部門別の動向
①製造業
食品、機械向け産業廃水処理装置が増加し、前年比152.3%の408億円となり、2年ぶりに前年を上回った。
②非製造業
電力向け排煙脱硫装置、その他向け事業系廃棄物処理装置が減少し、前年比82.7%の557億円となり、2年連続で前年を下回った。
③官公需
都市ごみ処理装置が減少し、前年比95.7%の5,142億円となり、2年ぶりに前年を下回った。
④外需
排煙脱硫装置が減少したものの、都市ごみ処理装置が増加したことから、前年比99.4%の311億円となり、4年連続で前年を下回った。
2.装置別の動向
①大気汚染防止装置
排煙脱硫装置の電力、海外向け、排煙脱硝装置の海外向け、関連機器の官公需が減少し、前年比54.2%の241億円となり、2年連続で前年を下回った。
②水質汚濁防止装置
産業廃水処理装置の機械向け、下水汚水処理装置、汚泥処理装置の官公需が増加し、前年比120.0%の2,085億円となり、3年ぶりに前年を上回った。
③ごみ処理装置
都市ごみ処理装置の官公需、事業系廃棄物処理装置のその他非製造業向けが減少し、前年比92.1%の4,081億円となり、2年ぶりに前年を下回った。
④騒音振動防止装置
騒音防止装置のその他製造業向けが減少し、前年比82.9%の12億円となり、2年ぶりに前年を下回った。
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最終更新:2022/02/1614:06